1作品目の腹巻帽子は通常のオパール毛糸を使用して編みました。
今回はその時よりも少し太めの「ぽっちゃりくん」というオパール毛糸を使って編んだ
「2作品目の腹巻帽子」の体験談になります。
マルティナさんのイベントで習ったレリーフ編み を使用して編みました。
1作目の腹巻帽子の詳細については下記の記事からご確認いただけます。
本日はぽっちゃりくん で編んだ腹巻帽子の作り目数・サイズなどの詳細と比較になります。
記事の最後には比較動画もありますので、合わせてご確認いただけますと幸いです。
こんな方におすすめ
- 腹巻帽子にチャレンジしたい
- 通常のオパール毛糸(4ply)での腹巻帽子を編むのに自信がない
- ちょっと変わった編み方で腹巻帽子を編みたい
- ぽっちゃりくんで腹巻帽子を編んでみたい
- レリーフ編みで腹巻帽子を編みたい
ぽっちゃりくんで編むレリーフ編みの腹巻帽子2作目への挑戦の背景
ぽっちゃり君とは
ぽっちゃり君とは、
通常の4本撚りのオパール毛糸よりも、少し太くなった毛糸で日本の毛糸ですと
「並太毛糸」とほぼ同じ規格となります。
KFSさんのサイトでのぽっちゃりくん の紹介文として、下記のように説明もされています 😉
「太くなっていることで、通常より編み進めるのを早くすることができるのです」
出典:KFS
通常のオパール毛糸とぽっちゃりくんの違いをラベルで確認
購入した「ぽっちゃり君ラベル」を参照すると、通常のオパール毛糸との違いがわかります。
通常のオパール毛糸 | ぽっちゃりくん | |
撚りの数 | 4本撚り(4ply) | 6本撚り(6ply) |
重さ/長さ | 100g 425M | 100g 280M |
品質 |
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|
生産国 | ドイツ | ドイツ |
オパール毛糸をほぐして、撚りを確認する
ハマナカさんの毛糸、オパール毛糸(6ply、4ply)の順番に並べてみました。
オパール毛糸4本撚りと6本撚り(ぽっちゃりくん )との違い
6本と4本、それぞれ細い繊維から1本の毛糸ができています。
6本撚りのぽっちゃり君は、
編んでみてとてもやわらかくて編みやすかったです。
レリーフ編みとは
レリーフ編み
今回の腹巻帽子では、レリーフ編みを取り入れてみました。
レリーフ編みとは、オパール毛糸の色が変わるタイミングでする飾り編みの編み方のことを指します。
イベントの時にマルティナさんから直接いくつかのレリーフ編みを教えていただきましたが、
ドイツではよく使われているそうです。
実際数種類編ませていただきましたが、日本ではあまりしない編み方で、
とても楽しく編めました。
とてもユニークな表情になるので、子供でも楽しめるようです。
レリーフ編み用のオパール毛糸も存在しますね。
それでは「ぽっちゃり君で編んだ腹巻帽子」を紹介させていただきますね。
腹巻帽子の2作目を編む準備
使用毛糸と使用輪針
毛糸:ぽっちゃり君サーカス&ぽっちゃり君ライラック
編み針:9号40cm輪針
編み針は、KFSさんの輪針です。
道具の詳細についてはこちらの記事にまとめています。
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私の使用した輪針9号は、KFSさんのイベントで購入したものになります。
少し見辛いですが、竹針で、KFSとの刻印があります。
ぽっちゃりくんで編む腹巻帽子のゲージとレリーフ模様
今回はゲージを編みました 🙄
ぽこぽこしている部分が、レリーフ編みをしている箇所になります。
可愛い表情なのがわかるかと思います。
私の編んだゲージ:17目21段(輪針9号)
ざっくりとしたものが好きなので、
少しゆったり目に見積もって作り目を決めました。
ちなみに、現在のニットゲージはとてもおしゃれになっていますね!
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ぽっちゃりくんで編む腹巻帽子の作り目の計算
ゲージ:10cmで17目 → 1cmは1.7目となる。
サイズの希望は全体で65cm。(首に下がりゆったり目)
→ 1.7目×65cm=110.5目 →110目
▶︎▶︎作り目は110目スタートとしました。
ご自身のスヌードなどを測ったり、ご自身の首の周りを測っていただき
希望のサイズを決められ、目数をだしていかれると良いかと思います。
ぽっちゃりくんで編む腹巻帽子の途中経過
やっぱり編みやすくて、ぐんぐん育てていくことができ、
特にレリーフ編みの箇所に来るととっても楽しくて、拍車がかかりました。
またまた悪い癖で、夢中になりすぎて
糸が変わった時の経過写真をとらずに完成間近となりました。
レリーフ編みの模様がいい感じで出だし、グングンと大きく編んでいけました。
今回は、10/10-10/14の4日間で編むことができました。
並太サイズなので断然4plyよりも早く編むことができました。
完成したぽっちゃりくん腹巻帽子をサイズ測定
完成サイズ:高さ49cm×幅68センチ(理想より+3cm大きくなった)
予定より3センチほど大きくなりました。
これはレリーフ編みの部分で大きくなったのかも知れません。
もしくは編む途中で手が緩くなり大きくなったのかと感じました。
3センチなら許容範囲かな。
ぽっちゃり君で編んだ腹巻帽子をスヌードにする
早速スヌードにして着用していましたが、
実際予想していたよりも使用していくうちに「重い」と感じるようになりました。
そこで、実際に測定してみました。
腹巻帽子、1作目と2作目の重量の比較
通常、必要な毛糸の量
本来は110ぐラムが理想
種類を各55グラムずつ
今回編んだ「ぽっちゃりくん」腹巻帽子:重さ123グラム
前回編んだもの:ネックウォーマーは88グラム
重さは35gもぽっちゃりくん の方が大きくなっていました。
重いわけですね。
腹巻帽子(ぽっちゃりくんと通常タイプ)大きさの比較
前回(通常オパール) | 縦 44cm | 幅 31(全周62) |
今回(ぽっちゃりくん) | 縦 53cm | 幅 34(全周68) |
※1回目の作品(ネックウォーマー)はオパール毛糸を1玉あみ切りで編んでいるため、
全く同じ条件ではなくなってしまいますが、サイズ感として参考になればと思います。
ぽっちゃりくん の腹巻帽子の着用後の感想
・よかった点:ふわふわで温かい。通常タイプよりも早い期間で編むことができた。
・よくなかった点:重みがでてしまい、肩こりへの支障がある
編み物で万年肩こりですので、難しかったのですが、
肩の強い方でしたら大丈夫かもしれませんね。
>>>編み物の肩こり解消の記事
帽子、カウルとして使用する
腹巻帽子をスヌード(ネックウォーマー)として着用するのではなく、
その名の通り帽子とするのであれば若干重くても問題ないかなと感じます。
さらに、カウルのように頭まですっぽりかぶることで首への負担も和らぎ温かくてよかったです。
今回の検証と今後の改善策
レリーフ編みを途中で挟んだためか、途中で手が緩くなったことで希望のサイズよりも+3センチとなった。
→手が緩い場合は、針のサイズを一号落として編むなどの調整が必要だった。
重さを割り出しておらず、出来上がったときにはかなり重くなってしまった
→今後は、重さも考慮して出来上がりサイズの詳細を決める必要がある。
腹巻帽子の重さと今後の使い道
腹巻帽子の用途いろいろ
スヌード目的として編んだ今回の腹巻帽子ですが、
私の場合、重さで肩こりしやすいという体質のため下記を選択していこうと思います。
- 帽子やカウルとして使用
- 本当の腹巻として使用
- もしくはクッションなどにする。
長い目でみたとき、老後になってお腹が冷えたときなどに「腹巻き」として役立つのではないか??
まだちょっと早いのですが、
老後の楽しみにとっておくのも良いかなと考えたりしています。
マルティナさんの編み物への言葉
安易に解いて他のアイテムにしようかな?とも思ったのですが、
マルティナさんの言葉を思い出しました。
「編んだらほどかなくていい。一つのものを編んだ達成感をもってもらいたい。」
確かこのようなな内容だったかと思います。
素敵な考え方だなぁと、大切にしたい言葉だと感じました。
ほどいたらまた新しく生まれ変わることもできますが、
今はとにかくたくさん使ってそれから考えてみようかと思います。
ぽっちゃりくんで編んだレリーフ編みの腹巻帽子
レリーフ編みを取り入れる
今回は、レリーフ編みを取り入れたことで、楽しい立体模様の編み方に
前作よりも編むこと自体を楽しむことができました。
ぽっちゃりくんで編む腹巻帽子
さらに6plyという6本撚りの太糸で編んだので、
ザクザクと編み進めることができ編み上がりも前作よりも早く編むことができました。
これから編まれる方へのワンポイントアドバイス
出来具合については、若干重さが気になり色々と考えてみましたが、
何より楽しく編めたのでこれでよしとしようと思います。
これから編まれる方は、
下記の点に注意をされると良いかと思いますので、参考にされてみてくださいね。
- 腹巻帽子は伸びるため、完成の大きさに配慮。
- レリーフ編を取り入れると楽しく編むことができる。
- 編んでいくテンションを常に維持することが大切。
- 腹巻帽子のサイズを大きくすると重くなる。
腹巻帽子の比較動画
今回の比較した記事を動画にしてみました。
動く映像で、もう少し伝わりやすい部分があるかと思います。
よろしければまたご覧になっていただけますと幸いです。
それでは、腹巻帽子もレリーフ編みもぽっちゃりくん も、
色々と試して、あなたにとってオンリーワンの腹巻帽子ができると良いですね。
読んでいただきまして、ありがとうございました。
腹巻帽子の準備編
1作目の腹巻帽子のついての記事
動画で比較している様子を確認
<マルティナさんシリーズ>