こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
編み物をされる方にとって、一度はチャレンジしてみたい作品。
その一つに「腹巻帽子」があると思います。
- 腹巻帽子に挑戦してみたいけれど、大丈夫かな?
- 初心者だけど、自分には無理かな?
チャレンジされたことのない方や初心者さんにとって、不安要素は多いこととお察しいたします。
私も実は「腹巻帽子」を編むにあたって、
編みきれるか心配な初心者の頃にチャレンジしました。

「腹巻帽子って何?」
前回の記事【オパール毛糸で腹巻帽子を編む「準備編」】に、
必要物品や色合わせなどについての詳細書いてありますので、必要な方は併せてご確認いただけましたら幸いです。
-
-
オパール毛糸で腹巻帽子を編むために必要な道具&腹巻帽子の色合わせの考え方
続きを見る
これから腹巻帽子に挑戦される方にとって
無事に腹巻帽子を編み切るためのヒントになればと思い、
腹巻帽子の作り目からの詳細と「失敗や挫折」をしないためのポイントをまとめました。
- 今回挑戦した腹巻帽子の作り目の目数など
- 腹巻帽子を無事にあめたのか?
- 腹巻帽子を編みきるポイント

クリックできる目次
腹巻帽子の詳細の経過 【作り目数から編み終わりまで】
腹巻帽子を編む目的
- 目的:母へのプレゼント
- 理由:初めての棒針編みでの大作(自分の中では)を母にプレゼントしたかった
腹巻帽子の使用毛糸と輪針について
- オパール毛糸:KFSオリジナルカラーより:ライラック(中細)
- 編み針:輪針3号 40cm
私の実際に利用した輪針です。
こちらは、接続部が回るため、とても編みやすく、当時、初心者の私にはぴったりでした。
腹巻帽子の作り目の目数とサイズ
腹巻帽子の作り目とサイズの指定
マルティナさん考案の「腹巻帽子の指定」は下記の通りです。
腹巻帽子の作り目:輪針3号40cm 150目スタート
出来上がり完成サイズ:幅 約25cm× 高さ 約55cm
腹巻帽子編み始め
本の指定通りに編み始め、その後7段編んだところです。

2016/11/23 腹巻帽子の作り目数:150目からの7段目
今編んでいる段を忘れない様に、段数カウンターを使いました。
>>>>2作目の腹巻帽子では、自分の希望サイズに応じた目数の計算をしています。
-
-
【レリーフ編みで編んだ腹巻帽子2作目】通常のオパール毛糸(4ply)とぽっちゃりくん(6ply)の比較
続きを見る
腹巻帽子編み始め
腹巻帽子編み始めからの経過
これは、20段目になったところです。

2016/11/24 途中経過 20段目
会社の屋上での一コマです。
昼休憩の時に、コツコツ編んでいました。

2016/11/28 途中経過:38段目
35段を超えてぐんぐん大きくなり、編むペースも加速していきます。

2016/12/19 半分が見えてきました
そして、この後半分を超える様に、黙々と編んでいきます。
腹巻帽子、後半から編み切りまで
そして、この後編み続け毛糸1玉を編み切ることになりました。
編み切りましたが、何かを忘れていました。
そう、糸変えを忘れていたのです。
というより、全部編む物だと勘違いをして140段まで編み切ってしまいました。
結果として、オパール毛糸1玉あみきりのサイズがわかりました。
腹巻帽子の編み終わりのサイズ測定
編み終わってからサイズの測定。

2017/1/20 腹巻帽子 サイズ測定中

2017/1/20 腹巻帽子 完成サイズ
サイズは、縦約44cm×よこ約31cm でした。
今回初めてで、ゲージは取りませんでしたが
指定通りの針で編み、ほぼ良いサイズになりました。
腹巻帽子を解いて編み直すか否か
選択は迫られました。
編んだ段数は合計140段。
指定の段数はよりも、約40段ちかくを余分に編んでしまった分をほどくかどうかです。
結果として、
約40段もの段数をほどくことができなくなってしまいました。
ということで、2色で編む腹巻帽子にはなりませんでした。 😥
このまま1色編み切りでネックウォーマーへの道を辿ることにしました。
1色編み切りで編みたい方(挫折してしまいそうな方)は、
手軽にネックウォーマーもあめると言うことで、
下記のようなサイズ感になりますので参考になさってくださいね。

2017/1/20 ネックウォーマー 縦44×幅28センチ
私の場合は、少し緩めに編みたいというのがあります。

ポジティブに捉えれば、一色のみでネックウォーマーにもできるということです 😉
腹巻帽子だとちょっと長いと思われる場合や、2色も毛糸を持っていない、
という方でネックウォーマーにしたい方の参考になればと思います。
腹巻帽子が完成するまでの所要時間
2016/11/23-2017/1/20 約2ヶ月
- フルタイムで働いていたので、1日に編める時間は限られていました。
- 1日1ー2時間+お昼休みの30分=1.5-2.5/日 で2ヶ月。
この時は、メリヤス編みの練習のために編んだほどの超初心者なので、
編むのはかなり遅かったです。

腹巻帽子のゲージについて
今回のゲージから換算してみる
今回、ゲージは取らずに進めてしまったのですが、編み上がった後でゲージを測定してみました。
ニットゲージにてゲージをチェック
ゲージ:23目35段 (輪針3号)

ゲージ測定:23目36段
ゲージは普通は最初に取りますが、今回は省略してしまいました。
より正確なサイズに編み上げたいと言う方は、ゲージ測定をしてから
作り目の目数と、編みたい長さを割り出されると良いかと思います。
ゲージを取る際に私が使っているのは、チューリップさんのこちらのタイプです。
腹巻帽子の作り目をオリジナルに割り出す方法
腹巻帽子の作り目数を計算してみる(参考事例)
・ゲージ23目26段ということは、
幅10センチの中に23目、高さ10センチが26段であめると言うことになります。
・これを1センチに直します。
23目÷10=2.3センチ →1センチが2.3目
36段÷10=3.6 →1センチの高さが3.6段
・幅を1周50センチにしたい場合
2.3目×50cm=115目
★作り目は115目で編むということになります。
・長さを55センチにしたい場合
3.6段×55=198段
★高さは198段まであめば希望の高さになると言うことになります。
さらに2色にする場合は、198÷2=99段
・糸を変える段数の目安
★99段で糸を2色目の糸に変更すると言う目安が分かります。

高さについては、細かく計算出出さなくても編みながら好きな長さまで編んでいけばOKです。
腹巻帽子1作品目が、挫折した原因を考える
途中まで順調に編み進めていたのですが、
何故、腹巻帽子にならなかったのかを自分なりに考察してみました。
- ゲージ問題
初めて編む大作なのに、ゲージを取らなかった
→サイズ感覚がないまま編んでいくことになった。 - 色変えのタイミング
何段で色を変えるのかを把握していなかった
→本を流し読みしていた - 夢中になりすぎた
気がつけば指定センチ(段数)を超えていた「編み続けてしまった」
→この状態から2色目に変更すると、長すぎる腹巻帽子になってしまう。 - もったいないオバケ
予定よりプラスに編んでしまった段を、せっかく編んだのに「ほどくのがもったいない」根性がでてしまい解けなかった
→一種類で編みきって終わりにしよう。 - 初めての大きなものへの挑戦でありながら、プレゼント様にしたこと。
→気を使いすぎて真剣に編み、解く余裕がなかった
- サイズ感覚を持たず、2色目のタイミングを逃したこと
- ほどくのを惜しんでしまった気持ち
が挫折した大きな要因だったのでした。

腹巻帽子を挫折せずに編む方法【改善策】
改善策の詳細
- ゲージ問題
しっかりとゲージをとり、サイズ(センチ)の意識と感覚をつけておく必要があった。 - 色変えのタイミング
何段または何センチで色を変えるかを意識しておく必要があった。 - 夢中になりすぎた
適度にブレイクタイムを入れ流必要があった - もったいないオバケ
後悔しないためにも、「解く勇気」を持つことも、時には大切。(全てではない)
ほどきやすい毛糸を使うとよかった。 - 初めての大きなものへの挑戦の仕方
自分用であればもっと気楽に編み、解くのも迷わなかったかもしれない。

初心者の場合は、中細という細い毛糸よりも早く段数をあむことができるのです。
そこで、次回の記事ではぽっちゃりくんで編んだ腹巻帽子のないようになります。
よかったらチェックしてみてくださいね。
-
-
【レリーフ編みで編んだ腹巻帽子2作目】通常のオパール毛糸(4ply)とぽっちゃりくん(6ply)の比較
続きを見る
1作品目の腹巻帽子を編んだ挫折経験からの学び
- 腹巻帽子まではいきませんでしたが、
次の腹巻帽子を編む時には「これをした方がよい」という改善策の内容を導き出すことができた。 - 毛糸をほどくことについて、しっかり考えることができた。
- 結果として、母はネックウォーマーで重宝している。
母にはもしかしたら腹巻帽子が似合わなかったかもしれない。
→腹巻帽子をプレゼントする時は、相手が使いこなせそうかを考えてからにする。 - 最初の大作のプレゼントは、自分用の方が気が楽に編める。(私の場合)
まとめ
腹巻帽子を挫折せずに編むためのポイント (個人的まとめ)
腹巻帽子はゲージを必ずしも取らなくても良いかとは思いますが、より正確に希望サイズを編みたい方はゲージをとられると良いですね。
ゲージはなくても大まかに編めていけるので、頭が通れば良いとも考えられます。個人でご都合の良い方で決めてくださいね。
- 編み方の手順もしっかり頭に入れるため、編み始める前と、その経過中にも確認する。
(今回の場合は、どのくらい(何段?もしくは何センチ?で色を変えるのか?) - 夢中になりすぎず、「何段編んだら休憩する」などの自分で気分転換のルールを設ける。
- 初心者の頃は「ほどく」ことに勇気が必要であるが、必ずしも、解くことが全てではない。
自分のモチベーションを保てる、「ある程度太めの(並太)毛糸を使うことも、ひとつ。 - プレゼントする場合は、相手の実用性を考慮する。
- 初めての大作は、失敗する可能性があるため、自分用にする。
- 失敗は成功に変えることができる。
本日は「腹巻帽子を編むはずが、1玉編み切りでネックウォーマーになった」という記事となりました。
腹巻帽子の作り目の考え方やゲージについても人ぞれそれだと思います。
これから腹巻帽子を編みたいという方などのお役に立てばうれしいです。
<マルティナさんの書籍の表紙にもなっている腹巻帽子の組み合わせ毛糸>
|
memomark2 on-color">
次回は、この後編んだ「リベンジ・腹巻帽子」の記事となります。
-
-
【レリーフ編みで編んだ腹巻帽子2作目】通常のオパール毛糸(4ply)とぽっちゃりくん(6ply)の比較
続きを見る
腹巻帽子に必要なもの(腹巻帽子とは?)
-
-
オパール毛糸で腹巻帽子を編むために必要な道具&腹巻帽子の色合わせの考え方
続きを見る
<マルティナさんシリーズ>
-
-
オパール毛糸でもぐらグラブを編みました 【編み物中も手首を保温】
続きを見る