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編み物の歴史にみる日本の手編み靴下

手編み靴下の歴史

 

編み物の歴史

編み物の歴史について、以前にも記事の中で少し触れたのですが、

世界においてはレース編みの作品が発見されたのが最古だといわれいます。

 

今日はシーズン的に編み物の歴史の中から、

靴下編みの歴史について少しだけまとめていきます。

 

こんな方におすすめ

  • 編み物の歴史に興味がある
  • 手編み靴下の歴史を知りたい
  • 靴下についての知識を深めたい

 

 

靴下編みの歴史

靴下は、ヨーロッパでは中世の頃から編まれていたと書物には記載があります。

さらに、被服の編み物の中では、靴下がイチバン初めに編まれていたそうです。

 

また、防寒用の靴下というだけではなく、

中世の騎士や上流社会の人たちが着飾るためにも靴下を好んで着用していました。。

 

壁画などにも、貴族の方達が靴下を着用されている画像をよく見かけます。

靴下は様々な目的で使用されてきたことがわかります。

 

日本における編み物の歴史

手編みソックスの歴史

 

日本での編み物のはじまり

日本に編み物が伝来されたのは、16世期に遡ります。

スペイン人やポルトガル人など商人によって伝わったとされています。

 

戦国〜安土桃山時代の武将である織田信長が、

「メリヤス」製品をもっていたことや、

靴下のことを「メリヤス」と呼ばれていたのもこの時代の特徴です。

 

手編みの靴下を武将の人たちが編んでいたなんて、

とっても素敵な光景が思い浮かびます。

 

今現在、靴下編みをされる男性の方もたくさんいらっしゃいますよね。

その方達は、当時の武士の生まれ変わりなのかしら?なんて少し思ったり。

輪廻転生ですから、何かしら過去に編み物に携わっていた方達だと感じます。

 

少し話がそれましたが、編み物は編み物でも、

機械編みを好まれる方もいらっしゃいますね。

そんな機械編みの文化とも、靴下は密接に関わってきたようです。

 

手編みの靴下が機械編みへ

ヨーロッパで栄えていった手編み文化ですが、

なんと「靴下編み機」によって衰退していきます。

 

ウィリアム・リーというイギリス人が、足踏み式の靴下編み機を発明したことがきっかけとなります。

ウィリアムは、恋人に靴下をプレゼントしたくてとにかく早く編みたくて開発したとか。

 

そしてさらにこの編み機は当時16世紀の

ヨーロッパの産業革命とともにヨーロッパ各地へ広まっていったとされています。

 

ウィリアムの靴下をいち早く量産したいという愛情。

わからなくはないですが、ひと目一目ゆっくり編みたいという方もおられることでしょう。

 

価値観は人それぞれですから、ニッターでも色々な方がいます。

みんなそれぞれの個性があるからこそ、面白いですね。

 

 

手編みは日常を支えていた

上記のように、靴下の編み機により一度は衰退していく手編み文化ですが、

この後もまた戦後から手編みは復活していきます。

 

日本でも、編物学校ができたり雑誌がでてきたり、

高価な奥様たちの趣味だけではなく、

生活に密接した編み物として広がっていくのはとても興味深いです。

 

昔の本を見ると、下着などの編み方もたくさん載っていて、

昔の人たちの生活に根付いていたんだなぁというのが伝わってきます。

 

昔の本には昔の編み物の知恵がいっぱいで

今の編み物本よりも詳しく書かれてあり、とても勉強になります。

同時に、昔の方はすごいなぁと尊敬の思いが湧き上がってきます。

 

昔ながらの編物道具にも興味があって、リーズナブルなものを

少し集めていた時期もありました。

今度ご紹介できたらと思います😄

 

編み物の歴史を知る上で貴重な本

編み物の歴史を勉強している中で、最近北川ケイ さんの素敵な本に出会いました。

まだ読み込めていないのですが、

編み物の歴史のこと、活動されてきた内容などが詳しく載っていました。

 

昔の編み図なども掲載されていて、その中から作品を編んでみたいなと感じました。

こういった知らなかった編み物のことを教えていただける本が出てきて、

当時の時代の編み物の歴史に触れられるのはとても嬉しいです。

 

現代の靴下に関した編み物本はたくさん出ていますが、

そこには書かれていないような、深いことがたくさん書かれているので、

秋の夜にじっくりと向き合ってみたいと思います。

 

まとめ

編み物の歴史における靴下の歴史

 

今日は簡単に編み物の歴史から、靴下編みに関与している部分を簡単にまとめてみました。

靴下が、恋人への愛情表現に使われていたのは、

「手編みのものをプレゼントする」という伝統につながっている気がします。

 

その想いが重たいと思われることなく、

素敵だな・あったかいなという印象で、

手編みのプレゼントがこの先も受け継がれていくと良いなと感じたりしていました。

 

また編み物の歴史については随時補足していく予定です。

簡単ではありましたが、お読みいただきありがとうございました。

 

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