手編み作品の仕上げに必要不可欠なのがニット用スチームアイロンですが、
受講していたヴォーグ学園の先生におすすめのニット用アイロンをお尋ねし、この間ようやく手元に揃えることができました。
私はこれまで、ニット専用のアイロンは持っておらず普通のアイロンを使ってきたのですが、先生にアイロンについて相談したところ、「これからずっと使っていくことになるのだから早めに用意しておいても良いと思いますよ」とアドバイスいただいたので購入に踏み切りました。
また、スクーリング時に個人の編み物教室に行った時にも実際に先生の使っているスチームアイロンも見せていただき感動を覚えましたので、そちらについても記録していきます。
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編み物教室の先生おすすめのニットアイロン
スチームの強力なニット用に製造されたアイロンがお勧めとのことで、磯田電気製作所の
N-70というタイプとN-700というタイプです。
ニッターの皆さんで使用されている方も多くお見かけしますのですでにご存知の方がほとんどだと思います。
分散式と集中式と両方あって、分散して使えるタイプを選択しました。
私の場合、ニットの大きさに合わせて使えるように2種類のタイプを揃えることができました。
N-70 ニット専用アイロン
N-70ニット専用アイロンの外観はこのような感じで、
レトロ感があります。
N-70 スチーム部分
スチームが出る部分はこのような感じです。
左側の入り口に水を入れます。 右側の孔からスチームが湧き出てきます。
サウナのようにもくもくと。
N-700 ニット専用アイロンの詳細
N-70よりも小ぶりで重さも軽い仕様になっていました。
蒸気孔の穴も先ほどのN-70と比較しても小さいので、スチームの量も優しい量です。
モチーフとかレース編みなどはこちらのN-700でするようになりました。
ニット用スチームアイロンの特徴 (説明書より抜粋)
- 毛糸からどんな化繊糸も直接プレス可能です→当て布が不要です。
- プレス効果を最大に発揮します。→もどりがありません。
- 連続使用時間13分間
- 水タンク容量130cc
- 水がなくなれば、自動的に電気が切れる→安心して使用できる。
ニット用スチームアイロンの使用方法
ニット用スチームアイロンの使用方法
- 水平なアイロン台の上におき、タンクに水をいれる
- スイッチを入れて約4分待ち、スチームのゆげが出るまでまつ
- 水を入れすぎると、水が漏れるので注意する
- 上手に仕上げるにはゆっくりかけていくと編み目が揃う
- 編み目が揃ったら作品が覚めるまでそっとしておく
- 使用後は水の入り口を逆さまにしてえ水を捨てる
ただ残念ながら、現在は製造されていないとのことで、入手しにくいのが難点です。
磯田電気製作所の「ニットアイロン」入手にあたっての注意点
<入手にあたっての注意点>
- ラインの破損がないか
- 欠損部分がないか
- スチームがしっかりとかかる状態か
- 購入された年月日
- 使用状況:誰がどんなふうに使っていたのか
使用状況によっては使えないものもあるので注意が必要になります。編み物が好きな家族が使っていたものなど、大切にされてきたのかがチェックポイントです。
また、先生からは上記のニット用アイロンがおすすめであることに加え、
入手できなかった時の代替えになるスチームアイロンも教えていただきました。
ニット製品に最適なパワースチームアイロン
毛糸ショップの毛糸のプロショップ ポプラ さんでもよく扱われているお品です。
パワースチームアイロンの特徴
- 内臓のボイラーが高圧力→決め細かいスチームを大量に噴出する
- 記事によって面倒な温度調整が不要→Optitemp社ARC方式採用
- ワンプッシュスチームと蒸気量を自由に選べるスチーム量の調整ダイヤルがある
- コテ面はセラミックコーディング仕上げなので滑りがなめらかで耐久性がある
気になるスチームの量は画像ですとこんな感じです。
物凄い蒸気でプロフェッショナル向きのため、こちらもあっという間にプレスできるそうです。
編み物教室 スクーリングの先生が使用していたニットアイロン
ご自宅で編み物教室を経営されている先生のところで「かぎ針編み講師科のスクーリング受講」に行かせていただいたのですが、
その時にもアイロンについて質問をしてみました。
ティファールのアイロン
すると実際に先生の使われているティファールのアイロンを見せていただました。
ティファールというといくつかアイロンの種類があるので、口コミの良さは聞くのですが実際はどれが良いのだろう?と思っていたので、直接みることができ大変勉強になりました。
さらには、スワッチにスチームを当てていただくという技を見せていただき、
私の使用しているアイロンとはスチームのパワーがまるで違っていて驚いた記憶です。
それもそのはず、1分間にお水が最大140g分がスチームになるという製品でした。
そんなティファールのアイロンのおすすめポイントは下記にまとめました。
- テイファール史上最高のかけ面にパワーアップ:これまでの特殊セラミックかけ面にさらにエナメルコーディングが施されてある
- 独自のコーディングでかけ面に付着した繊維屑を除去:かけ面をいつも綺麗な状態に保つため、メンテナンスが不要
- バーカルスチーム:アイロンを立てた状態でもパワフルスチームを噴射する。衣服をハンガーにかけたままでのお手入れも楽々。
- 先細りチップ:シャツの襟元など、細かい部分もスムーズに仕上げてくれる
- 水漏れ防止機能:低温時でもスチーム孔からの水漏れを防止してくれる
- 大容量タンク:大容量320mlなので、頻繁な給水が不要で時短にもなる
- 自動停止安全装置:自動的に電源が切れるため、万が一の際にも安心。→横置き30秒、縦置き8分
アイロンも体力が必要
アイロンも力仕事なので、前身頃・後身頃・袖二本など全部に当てているとさすがに体力にも影響してきます。
さらには、アイロンを当てるという体勢は、前傾姿勢になるため腰部への負担が強く、
長くアイロン仕事をしていると腰痛発症などへの支障も出てきてしまいます。
1分間に最大140gの大量パワフルスチームがかかるということなので、
あっという間にウェアの仕上げもでき、前述の緑色のアイロンと同様に、の仕上げも時短できそうです。
下記の図のように、たくさんの孔が開いており、それだけ一気にスチームがかかるということが容易に想定できます。
さらに、特徴の中でも5.水漏れ防止機能と6.大容量タンクについては、注目ポイント!
私の古いアイロンだと、とにかく水漏れがあって仕上げの時にも必要以上に乾燥まで待たなければなりません。
水漏れ防止機能があれば、水漏れしないという保証月のようなものなので、大切なニットに水が滴り落ちて、
仕上がりに影響を与えてしまうということもなく安心です。
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アイロンを使いやすくしてくれるアイテム
アイロン収納バッグ
最後に、私が実際使用しているアイロン収納についてですが、持ち運びできるアイロン収納バッグを使用しています。
すっぽり収納できて、広げるとアイロンマットにもなります。
アイロン部屋や編み物部屋でなくとも、リビングやダイニングでアイロンがけができるのでとても便利です。
猫ちゃんアイテムのアイロン収納バッグ もあったので、こちらを先に知っていれば即決でした。
アイロン台&マット
それから、私が個人的に一押しのアイテムは、方眼マットです。
方眼に合わせて身頃などをピン打ちすることができるので大変重宝しています。
私の使用しているのと似ているのは下記のアイロン台です。
テーブルの上など卓上用に使えるのはこちらですね。
こちらの方眼マットを使用するようになって、ピン打ち作業や仕上げ作業がかなり効率よくできるようになり、
またウェアを仕立てる楽しみも増えました。
おわりに
今のところ、ニット専用アイロンについてはN-70やN-700において水漏れしてくることもなく、
その物凄いスチームとプレス力に満足をしているのですが、
流石に年代ものなので心配もあります。
今後は、N-70やN-700が使えなくなったらこちらのティファール スチームアイロン または、パワースチームアイロン検討していこうと思っています。
ニット用周辺アイテムも少しずつ揃っていったので、今はとても快適に仕上げ作業ができています。
個人的な必要なアイテム順はこんな感じでしょうか。
1、ニット用アイロン
2、方眼アイロンマット
3、アイロン収納マット
これから、ニット用アイロンや周辺アイテムを検討しているという方にとって少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。
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