アフガン編みのブランケットの編み始めました。
自分の覚えとして動画に撮影しつつ、針の選び方や知識についてまとめました。
- 使用するアフガン編み針の正しい選び方と編み方(使い方)
- 綺麗に編むためのコツ
- 端の目の編み方について
アフガン編みの教本はとても役立ちます。
現在アフガン編みを学びはじめたばかりの方や、これからアフガン編みを始めてみたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
クリックできる目次
アフガン編みの編み方動画
今回は、余り糸で編むブランケットを編んでみました。
正確には、編んでいる途中となります。
かなり久しぶりに編み始めたので、最初は針の頭の向きをどうしたら良かったのか忘れていて、何度も毛糸をすくいきれずに空振りしている様子がよくわかります。
では実際の検証に入っていきますね。
アフガン編みの針の選び方について
まずは基本的なところで、針のサイズがあっていたかということです。
今回は色々な毛糸を使っているため、使うアフガン針のサイズなどについて悩みました。
そもそも毛糸のラベルには、「かぎ針と棒針のサイズの表記」がありますが、
この二つよりも少しマイナーな「アフガン編み」は、毛糸のラベルに表記されていないのが現状です。
そこで、針の選び方がよかったかなど、検証していきます。
アフガン編みの針の選び方 【棒針の号数で選ぶ】
アフガン編みの針は、棒針の号数で選ぶ
間違えやすいポイントについて
アフガン編みは、「かぎ針で代用できる」というメリットがあります。
そのため、「かぎ針で代用できる」→→「かぎ針と同じ針を選ぶ」
という誤った道順を辿ってしまいやすく、実際私もそのように勘違いしていました。
まず、アフガン編みの先っぽがかぎ針のフックと同じなので、どうしてもかぎ針に近いと感じてしまいやすいのかなと思いました。
実際は、棒針の棒も取り入れられているので、どちらの要素もあるのに、なぜかかぎ針に注目してしまい安かったのです。
チェックするべきは、図の矢印のある、「棒針」という欄の号数を確認するということです。
このラベルからわかることは、
- かぎ針編み:5/0ー6/0号(3.0-3.5mm)
- 棒針編み:6-7号(3.9-4.2mm)
同じ毛糸を使用しても、棒針編みの方が、指定の針の号数が大きいことがわかります。
アフガン針でアフガン編みを編む時の号数選びは、
「棒針編み」の号数を選ぶのが基本ということを、今一度確認することができました。
例)
- このラベルでいいますと、「棒針6-7号」との表記あり。
↓ - そのため、アフガン針も「6-7号」を選ぶことになる。
針の号数があっていないとどうなる?
かぎ針の号数でアフガン針を選んでしまうと小さくて、目がキツキツになってしまいました。
みなさんも気をつけてくださいね。
では作り目は、ラベルに表記されたアフガン針で編むのでしょうか?
次々と疑問が湧いてきました。
アフガン編みの作り目は、同じ号数で編む?
作り目は「1~2サイズ大きい号数」を使う
作り目は、本体を編むサイズよりも2-3号ほど大きいサイズであむということです。
- 上記のラベルの例ですと、6号→8-10号
- 10号で作り目を編み、本体を8号で編む
(一例ですので、編み方や編むものにより変更する必要があります)
作り目の号数をあげる理由
鎖編みはかぎ針編みと同じ要領で編みますが、
作り目を同じ号数で編むと、目を拾いにくいからなんですよね。
上の画像では、裏山の目を拾っているところです。
作り目を拾って行く時は、何パターンかあるのですが、
このように「裏山」を拾って行くことが多いです。
作り目の号数を1サイズあげて編むと、
鎖編み(作り目)の裏山にゆとりが出るため、「作り目の目を拾いやすく」なりました。
次はアフガン 針編みの持ち方につい復習しておこうと思います。
編み針の持ち方
ポイントは、往きの目と戻りの目の編み方とでは、針の持ち方が異なる
という点です。
往きを編む時の持ち方
往きは、編み地に近いところの針を上から持っています。
毛糸とアフガン針の距離が近いと、毛糸をひきだしやすいことがわかりました。
戻りを編む時の持ち方
戻りは、針の後ろの方を持って、遠心力を使いながら編むと編みやすいなと感じました。
長い棒針をしたの方で持って、先っぽを動かすことが、最初は難しいと感じた時もありましたが、何度も編んでいるうちに遠心力の使い方がだんだんわかってきた気がします。
ただこれは、今回のブランケットという大きなもの編んでいるという設定であることが大きいです。
小さいものを編む場合は、針先に近い方を下から持った方が良いこともありますので、編むものに応じて臨機応援に変更すると良いのだなと思っています。
何事も体験ですね。
では次に考えるのは、なるべく早く綺麗に編むことです。
綺麗な目にするための編み方の検証
目を整えるための編み方
これも何度も編んでいて気づいたことは下記の3点です。
- 同じテンションで編むということと
- 表目は、同じ長さを均等に引き出すこと
- 同じ力加減で編むということ
- リズムをつけて編む
- 作り目はゆったりめに編む
上記のことを統一していると、編み目が綺麗になってくると感じました。
丸まらない編み方
さらに、小さいものを編んでいると、端が丸まってくることが多々あります。
この「端の丸まり」の改善策は下記となります。
・往き目をしっかりと高さを出して引き上げる(戻り目よりも少し緩めが良い)
・戻り目はゆるくならないように編む
・作り目をキツくあまない:2号-3号(場合によっては1ー2号)大きいサイズで編む
・スチームをかける
綺麗に編むためのコツと、丸まらないためのコツは共通点もありますが、
微妙に異なる点もあります。
これらを意識して編むことで、端が丸まらず目が揃って編めるようになってきました。
参考になれば嬉しいです。
アフガン編みの左端の目の拾い方:主に2種類
次に、編んでいて気がついたことをもう一点まとめておきます。
それは、アフガン編みに左端の編み方についてです。
端の目の拾い方には、大まかには2種類あります。
実際編んでみて、違いを確認できたので、画像に残しています。
画像からわかる左端の違いです。
①端の目の1本をひろう:少し、スカスカっとした編み上がりになる。
→やわらかな仕上がりになる
縁編みなどをしたい場合には1本がよい
②端の目の2本をひろう:目が詰まっていて、厚みがでる。
→しっかりとしたの仕上がりになる
縁編みなどをしない場合、2本拾うと縁編みなしでも完結する。
アフガン編みブランケットの端の目の編み方
上記の違いから、どのような作品の場合、左端を1本拾うのか2本拾うのかをまとめました。
実際の端の目の編み方について
実際、現在編んでいるのはブランケットなのですが、
上記の様子から、ブランケットは柔らかな仕上がりが良いと感じ、左端の目の拾い方を1本としていこうと思います。
やはり大切にしたいのは編み地の質感ですよね。
柔らかさをキープして、このまま端を1本どりで編んでいく予定です。
ただ、ブランケットを編んだ後、周りを縁編みしようと考えていることと、
途中から拾い方を変えると不揃いになりますので、現行のまま継続してみようと思っています。
アフガン編みのブランケットに最適な針について
こちらはよくご質問をいただけますので、独立した記事を作成いたしました。
詳しく確認されたい方は、こちらをご覧いただきますようお願いいたします。
-
アフガン編みのブランケットにおすすめのアフガン針
続きを見る
まとめ
今回、アフガン編みの編んでいる作業動画を動画にすることで、今までなんとなく見過ごしがちだった基本的な部分を明確にさせることができたように思います。
拙い作業動画をみせてしまうことになりましたが、どなたかの参考になれば嬉しく思います。
本日の動画検証のまとめ
- アフガン編みの針の選び方は、「棒針」のサイズで選ぶ。
- アフガン編みの作り目は、本体を編むサイズよりも1-2サイズあげた号数で編む。
(もしくは少し緩めに編む) - アフガン編みの編み方:往きと戻りで持ち方をかえて編む。
- アフガン針の頭の針の向きは、上を向けないように気をつける。
- 「綺麗に編むためのコツ」:様々な条件を統一して同じリズムを作る。
- 「端が丸まらないように編むコツ」:往き目と戻り目の引き上げ方やテンション、作り目のテンションを意識する。
- 端の目の拾い方は、編む作品によってまた縁編みなどの仕上げ方によって変更する。
これからも、魅力的なアフガン編みの編み方については検証を続けていきたいと思います。
よろしければチェッックしてみてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
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