今までに編んだねこの編みぐるみの作品を残しておきたいと思います。
編んだ時に使った毛糸や、私が気をつけたことをまとめました。
これから、猫の編みぐるみ(あみねこ)を編む方の参考になれば幸いです。
この記事を書いている私は、自他共に認める「猫好き」です。猫好き歴は約30年。
今までに共に過ごしてきたネコは合計4匹。みんなご縁のあった保護猫です。
愛猫のオリジナルグッズも色々と作ってきました。
知人にも、猫のあみぐるみをプレゼントしたこともあり、猫の編みぐるみは合計15体ほどを編みました。
まずは、猫のあみぐるみを編みたいと思った道のりについて少しだけお伝えさせていただきますね。
猫のあみぐるみを編んだきっかけ
愛猫を想いながら「あみぐるみ」を編みたい
編み物をするようになって、いつかは愛猫を編みたいと思っていました。
大切な本人の代わりにはなれないけれど、可愛い子を編みたい、そんな気持ちが少しずつ実現していきました。
初めての「ねこ」のあみぐるみ
まず最初に編んだ、愛猫の編みぐるみを紹介させていただきますね。
初心者の時に編んだので、ちょっと色々バランスが難しいことになっています。
手のひらにすっぽり入る可愛い子ができました。
初めての編みぐるみでしたので、へたっぴですが、愛おしい子です
初めて編んだあみぐるみの覚書
この子を編んだ覚え書きになります。難しかったところを記録してあります。
毛糸 | ベーシックコットン(毛糸ピエロ) |
感想 |
|
結論 |
初心者が、小さめの編みぐるみを編むことは、ちょっぴり難易度が高めだった。 |
参考本:あみぐるみネコと仲間たち /ブティック社/ほしみつき
この時、小さなあみぐるみで難易度が高かったので、
大きい子であれば、もう少し編みやすいのかな?と思いました。
そこで、太めの毛糸でつくる猫の編みぐるみを探していたところ、
「あみねこ」さんに出会ってしまったのです。
あみねこを編んだ記録
「あみねこ」ってなに?
「あみねこ」という言葉を初めて聞く方のために、少しだけ説明させていただきますね。
あみねことは、そのままの通りなのですが、
「ねこやまさん」という方が考案された「猫の編みぐるみのこと」になります。
(この本のことは、後ほど説明させていただいています。)
あみねこを6体編みました
それでは、実際編んだ子たちを紹介させていただきます。
早速編み始めたところ、すっかりはまってしまい、徐々に人数が増えてきました。
今は、6体のあみねこたちと暮らしています。
メモ
編みぐるみを数える時、猫なのでつい1匹2匹と数えたくなりますよね。
私の場合は、猫も家族という意識が強いため、1人2人といってしまうこともあります。
あみぐるみを正式に数える時は、「1体、2体」と数えるそうです。
実際のあみねこさんたちを6体編んだ経緯です。
- 太い毛糸で「大きなあみねこ」ができた。
→もう一回り小さなサイズ感の「あみねこ」をあみたい! - サイズ感のちょうどいい感じの「あみねこ」ができた。
→友達を作ってあげたい! - 自分の希望の表情にすることができる。
- 姿勢によっては、哀愁やユニークさなど、様々な表現ができる。
- 自分の愛猫カラーだけではなく、よりカラフルな色で編んでみたら、自由なあみねこになってオリジナル感が増していった。
- 今まで、もったいなくて使えなかった毛糸も、自分の大好きな子に生まれ変わると思うと、惜しみなく使うことができた。
- こんな感じで、あっという間に6体となっていました。
あみねこさんたちに救われる
あみねこさんたちの存在で、
部屋も明るく賑やかになっていきます。
特に、あみねこさんならではの、「ユニークさと癒し感」に救われました。
仲間が増えていくことの喜び。自由に編めることの喜び。
編んでいる時間は、目の前のことに集中することができました。
もっともっとたくさん編まれているかたもいらっしゃるため、足元には及びませんが、またコツコツ仲間づくりをしていきたいと思っているところです。
編んだ「あみねこ」たちの順番と詳細
編んだあみねこさんたちの詳細の記録をここに残しておきます。
写真では③と④の順番が逆になっています。ごめんなさい。
下の表が正しい順番になります。
毛糸も違えば、出来上がりのサイズ、質感も違うので、みんな個性がそれぞれある「あみねこ」になりました。
質感は、柔らかさと軽さとで評価してみました。
<△いい感じ ○よくできた ◎満足>
編んだ順番 | メーカー | 商品名 | かぎ針 サイズ |
大きさ cm (全長×幅) |
やわらかさ | 軽さ |
①グレーねこ | ダイソー | あみぐるみ | 8/0号 | 35×10 | △ | △ |
②グレーねこ | セリア | ひつじちゃんナチュラル | 5/0号 | 24×6 | △ | ○ |
③ベージュねこ | 毛糸ピエロ | コットンニートS | 5/0号 | 27×6 | ○ | ○ |
④白ねこ | ハマナカ | ウォッシュコットン | 5/0号 | 27×7 | ○ | ○ |
⑤グレーねこ | セリア | ひつじちゃんナチュラル | 5/0号 | 29×7 | ○ | ○ |
⑥オレンジねこ | opal毛糸 | KFS | 4/0号 | 26×6 | ◎ | ◎ |
毛糸の素材も違えば、太さや色の微妙な点もちがう、それぞれに良さがある、そんなあみねこたちができてきました。
「みんな違って、みんないい」という言葉が好きです。
みんな違うからこそ、その子それぞれが、特別な存在です。
同じような毛糸の利用を考えておられる場合は、参考にしてください。
ただし、編み手のキツさがそれぞれに違という点に、ご注意くださいね。
編む時の、キツさゆるさ加減により、同じ毛糸でも大きさや質感に違いがでてきます。
6体のあみねこを編んでみて、実際、これから編まれる方のためのポイントをお伝えしておきたいと思います。
あみねこを編む時のポイント【体験談】
あみねこを編むのにおすすめの人
愛猫を編みたいという想いは大前提ですが、中でも下記のような気持ちのある方ですと、「あみねこ」は必ず満足させてくれると思います。
どれか一つでも当てはまれば、あみねこさんを十分に楽しめることでしょう。 それでは次に、編む上でのポイントを簡単にまとめておきますね。 メモ 少しだけ補足しておきますね。 続きを見る ポイント 初めて、あみねこを編んで難しかったろことは下記です。 この難関を乗り越えて出来上がる喜びは、何にも変えることができません。 途中で諦めそうになって、しばらく放置していた、なんてこともありました。 ですが、最終的には、手塩にかけた、可愛い子たちになりました。 編んでこそ体感できる領域です。 ■あみねこのいる生活 / ねこやま 【本】 くる日も来る日も「あみねこ」を編まれていたことが伝わってきて感動してしまいます。 編み方や編み図、色々なアレンジ方法、ポーズの仕方、あみねこアイテムなどなど、アイデア満載です。 もっと「あみねこ」さんたちを量産したくなってしまいました。 素材を選ぶ時は悩むこと思います。 悩みながら色々編んでみたその経験談からの、三つのポイントは下記となります。 ポイント 毛糸というのは、毛糸だまのときと、編み上がったときとでは、全体的な雰囲気や柔らかさが異なりました。 あみぐるみは、一般的には「きつめに編む」のが良いですが、きつすぎると硬すぎて質感がゴワゴワしてしまうのが気になるところかと個人的に思っています。 ポイント 私が思う「あみねこ」のあみぐるみのポイント そのために、試し編みをして、質感を確認してみました。 愛猫の毛並みのような質感に近づけるには、できる限り、その毛糸が本来持ち合わせている質感を失わないように編むことが大切だと感じました。 試し編みをして、実際の雰囲気を確認して編んだところ、私の愛猫にぴったりの質感の愛猫が編めるようになりました。 ②と⑤のグレーの猫ちゃんは、一覧表からもわかる通り、同じ毛糸「セリアさんのひつじちゃんナチュラル」を使っていましたが、「編み加減」を変えてみました。 緩めにあむと、ふんわり編めるのですが、緩すぎると、中身の綿がみえてしまうなど、ちょっとだらしない感じになってしまい、理想の力加減(編み加減)を見つけるまで、ひたすら練習をしました。 私が6種類の編み猫ちゃんを編んで、一番編みやすいなと思った毛糸のことをまとめました。 ポイント あみねこの「くったり感、やわらかさ」を出すため、最低でも上記二つの条件を満たしていると、ふんわり&くったり編めて、猫のまんまるいポーズがとりやすくなりました。 ウールで編みやすかったのは、KFSさんのオパール毛糸です。 ⑥のオレンジ色の編み猫ちゃんは、OPAL毛糸のイベントに行った時に買った大変レアなオパール毛糸です。 柔らかくて、ふんわりしていて、あみぐるみとしての、肌ざわりはとっても理想でした。 オパール毛糸は、とっても人気のある毛糸なのですが、なかなか頻繁には買えないので、大切に使っています。 コットンで編みやすかったのは、毛糸ピエロさんのコットンニートs ただ、この場合コットンになるので、猫の毛並みのようなふさっと感が無いことに、ちょっと物足りなさを感じられるかもしれません。 また、今後も「あみねこ」さんを編んでいく予定ですので、良い毛糸がでてきたら、お知らせしていきますね。 次は、一番私にとって難しかったのが、この顔を刺繍する部分でした。 刺繍は絵心がないと難しいです。 私はイラストがそんなに得意な方ではないため、ハードルは高かったです。 ポイント 表情をえがくのに大切なポイントは二つありました。
「自分の愛猫のような子を編みたい」
ただただ、その一心で編み上げました。必要なもの 【準備】
かぎ針各メーカーの比較&レビュー【クロバー 、チューリップ、ハマナカ 、近畿、海外、ダイソー】
必要な技法
難しかったところ
それでも最終的には、針と糸があればつなぐことができますので、なんとかなります。「あみねこのいる生活」 本のレビュー
この本には、ねこやまさんの想いや何匹もの「あみねこさん」たちがそろっています。あみねこの良さを引き出す素材選び
愛猫色の毛糸で、やわらかく編む
手加減の調整と試し編み
同じ毛糸を、手のきつさを変えて編んだ比較
あみねこを編んだ毛糸レビュー
オパール毛糸(KFS)
コットンニートS(毛糸ピエロ)
ですが、3年経ってもまだ在庫が残っています。あみねこの顔の刺繍は難しい
6体編んでいるときに、気をつけた点をまとめました。
自分の描きたい顔を決めておくとスムーズでした
- あみねこさんに、どんな効果を求めたいかを決めておく
→なごみたい/いやされたい/くすっと笑いたい/ぼーっとしたい等 - ノートなどに描きたい表情をいろいろ描きだす(お絵描き)
- その中から、自分の好きな表情を決めておく
わざと、ちょっと「はずす技」をされるのもありだなと感じました。愛嬌が合っていいなと感じます。
顔を描く毛糸の種類が大切
描く顔を、刺繍糸にしたり、毛糸にしたり、それだけで表情が変わりました。
メモ
- 刺繍糸:少しかためのイメージになる(パリッとした) ①②③④
- 毛糸 :柔らかいイメージになる (ふんわりやわらか) ⑤⑥
この写真はどちらも「毛糸」で顔を表現してみました。
- コットン系の時は、刺繍糸
- ウール系の時は、毛糸など
ボディーとの統一感をだすと、顔の表情が馴染みやすかったです。
綿の量もかなりのポイントでした。
綿の量は、ちょっと少なめが丁度良い
この画像は、「あみねこのいる生活」の表紙と同じポーズをさせたものです。
同じポーズを取れない子がいました。
④⑤⑥の子をピックアップしましたが、他の子は、丸くすることすらできませんでした。
画像の3体では、一番下のグレー猫ちゃんが一番、体が伸びており、綿の量が多かったことがわかります。
綿の適切な量が分からず、柔らかさの度合いに悩む場合は、表紙のように、体を丸くさせるとよいな!と思いました。
まぁるくなった姿勢がとれれば、ワタの量は丁度良い。
ということになります。参考にしてみてくださいね。
そんなこんなで出来上がった、あみねこさんたちと早速遊んでみました。
あみねこの楽しみ方、3つのポイント
ポイント
- 編んだあみねこを常に持ち歩く
- 色々なところで撮影をする
- 時々話しかけてみる
編んだあみねこを常に持ち歩く
ねこやまさんが、色々な場所で撮影されていたのを参考に、私もあみねこちゃんたちを色々な場所に持ち歩くようにしました。
一緒に連れ歩く、つまり常に行動を共にしているとさらに情が湧いてきます。
いつでもどこでも、記念撮影をする
今は、スマホでかなり質の良い写真が取れるようになりましたね。
先日、自宅内の階段で撮影をしてみました。
ちょっと暗いし、こんなところでもできるかな?と感じましたが、撮影してみたら、意外と良い絵がとれました。
とても嬉しそうだなと思うのは、親バカでしょうか? 笑
時々、話しかけてみる
さすがにあまりにリアルな会話などだと「アレ」ですが(笑)
ふとみると、あみねこさんが笑っているように感じるんですよね。
そんな表情をみると、なんかふっと力が抜けたりするんです。
「あーこんなことで悩んでいる場合ではない。明日を向こう」
そう思えるので不思議です。
まとめ
あみねこのいる生活
あみぐるみは、部屋や生活に彩りや温もりを感じさせてくれました。
落ち着く時間を用意してくれました。あんでいるその時間、とても癒されました。
今回の記事のまとめは下記です。
次回編む時の参考になるよう、自分メモとしてブログに残しました。
- 愛猫の毛並みの特徴に合わせて毛糸を選ぶ。
- できれば試し編みをして、出来上がりの質感を確認してから編む。
- 自分の求める顔の表情を前もって決めておく。
顔は、ボディ本体の毛糸の質感に合わせて、刺繍糸ではなく毛糸で描くのも一つ。 - 綿の量は少なめに、適度にやわらかく編み、猫のしなやかさや丸みがだせるかを確認しておく。
- 編み上がった「あみねこ」さんを、色々なところへ連れていき、撮影もいっぱいしてあげて、沢山可愛がる。
あみねこ動画
実際に私が編んだ「あみねこ」さんたちの、紹介動画を作ってあります。
選抜メンバーでの動画となっています。
今回、あみねこさんたちの記録をブログに残してみましたが、今後も少しずつ登場さられたら良いなと思っています。
たった一人のオリジナルができるあみねこ、とってもかわいいです。
まだ「あみねこ」を編んだことのない方のお役に立てば幸いです。
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