ピークだった桜の花も少しずつ葉桜になりました。
そんな桜の季節が終わる前に、無事にかぎ針編み&棒針編みの講師科を卒業することができました。
本日は、編み物の資格取得コースの講師科終了後の選択肢や、
指導員へのステップアップを考えている方の参考になればと思い
指導員カリキュラムの内容や、通学&通信のメリットデメリットなどをまとめていきます。
クリックできる目次
手編み師範の先輩
まとめていく前に少しだけ思い出話を。。。
私がまだ編み物を本格的にはじめていない若かりしころ、
職場に「編み物の師範の資格がある」と言っていた先輩がいました。
その先輩は、同僚や後輩に「透かし編みのショール」をプレゼントしてくださって、
私にも可愛らしいショールを編んでくださいました。
とても素敵でよく使わせていただいており、今でも大切にしています。
その頃は「師範」と聞いても、すごく位の高い資格なんだなということは想像できても
素人からしたら、講師科と指導員の違いや、准師範と師範の違いはわからなくて、
とにかく、名称の響きで「先輩、すごいんだ!」という印象が強く残っていたのでした。
当時は、まさか自分が編み物の資格の勉強をすることになるとは夢にも思っていなかった頃です。
人生というのはいつ何に夢中になって、どう展開していくのかわからないのが面白いところです。
それでは実際、
日本手芸普及協会の「編み物」の資格についての内容に触れていこうと思います。
知らない方用ですので、ご存知の方はスルーなさってくださいね。
編み物の資格:手編みコース資格取得の流れ
編み物の資格:学習者のステップアップ
資格取得の大きな流れは「入門科→講師科→指導員→准師範→手編み師範」とすすみます。
最終は「手編み師範」がゴールとなり、
その前の「手編み准師範」は、かぎ針編み指導員と棒針編み指導員の両方の履習・資格が必要になります。(下記画像参照)
手編み師範は、日本手芸普及協会が主催とされており、不定期開催の時もあるようです。
コロナ禍になってスケジュールが大分変更したという話も聞きました。
師範の皆さんの作品展を時々ネット上でお見かけしますが、
とにもかくにも完成度が素晴らしく、いつかその作品を間近で見てみたいと夢に描いています。(あくまでも見学です)
かぎ針編み指導員・棒針編み指導員で学ぶこと
指導員に進むには、講師科の資格を取得していることが条件となり、
入門科と講師科のお免状の提出などが求められます。
かぎ針編み、棒針編みの指導員の内容としては主には下記のような点が共通点となるようです。
- アイテムやスタイルごとの製図:7つの作品を制作
- 製図のバリエーションを理解する。:応用力を磨き、イメージしたデザインを形にする。
ちなみに指導員からは通信はなく、全て通学・対面での講習を受けるという内容になります。
かぎ針編み指導員 カリキュラム内容
かぎ針編み指導員カリキュラム
- 短いフレンチスリーブ
- 2ピースのJK
- スカート(ティアードSK、タイトSK)
- 児童用カーディガン
- ドルマンスリーブのプルオーバー
- ノースリーブワンピース ティアードスカート
- トライアングルカラーJK
- ショールカラー JK
かぎ針編み指導員は、
かぎ針編み講師科の割り出しを復習しながら、凝ったデザインを形にしていく頼もしい内容です。
ワンピース・スカートなどは美しい模様編が映えるデザインですし、
1着は編んでおきたいスーツ・ジャケット系のアイテムが揃っています。
棒針編み指導員 カリキュラム内容
棒針編み指導員カリキュラム
- ギャザースリーブのプルオーバー
- メンズVネックの付き、Vヨーク付きVネック
- ポロカラーのプルオーバー
- ショールカラー のプルオーバー
- 前立て続きのへちまカラーのプルオーバー
- 伝統のニット
- 手袋などの小物
- ハイソックスなど
棒針編み指導員は、
講師科の技術に加え新たな技法も加わっており、伝統的なデザインでどれも編みごたえがありそうです。
ウェアから小物まで、楽しめる内容ですね。
かぎ針編み指導員も棒針編み指導員も、大変充実した内容だと感じます。
次に、通学と通信の違いを今一度振り返ってみました。
講師科の後はどのコースに進んだら良いのか
かぎ針編み、棒針編みどちらを選択するか
どちらかを選択していく場合は、何を自分が編みたいか、どちらの編み方が好きか、より極めたい方はどちらか、
と言ったような視点を持つのも選択肢であるかと思います。
どこで学ぶか?
入門科、講師科、指導員は、ヴォーグ学園でも受講ができる他、
編み物教室でも指導員以上の資格のある先生がた(准師範、手編み師範)であれば「指導員コース」を受講することも可能です。
講師科の先生は入門科までの指導、指導員の先生は講師科までの指導、と言ったように、一つ下の資格までを教えることができるというのが共通事項です。
自由な選択肢
かぎ針編み・棒針編み講師科の後は、どのコースに進むかは基本的には自分次第。
様々な選択肢がある中で、自分が何をしたいのかという点が大切だなと感じます。
- 編み物の編む力や編める内容のジャンルを育てたい方は次のステップの指導員へ。(指導員受講記録はこちら)
- 製図を極めたい方は、製図科へ。(製図科受講記録はこちら)
- 編み物を楽しみたい方は、それぞれのジャンルの楽しみ方へ。
- 編むことを仕事にしたい方はその道へ。
迷っておられる場合は、先生に尋ねるのも一つですし、気になっていることを見学するのも良さそうです。
最後に、入門科・講師科については、通信科か通学かを迷われる方は多いことでしょう。
最初に選んだ理由と、実際受講してみて気がついたことなどもあり、
まとめ直してみました。
編み物資格取得講座:通信と通学の違い
通信科のメリット・デメリット
- 自分のペースですすめることができる。
- 自分の好きなお店で好きな毛糸で選ぶことができる。
- 他の方の作品を直接見ることができない。
- 質問や疑問がすぐに解決できず、その間にモチベーションが低下する可能性がある。
- 孤独⇆周りを気にせずに編むことができる
などなど。
通学のメリット・デメリット
- 新しく始める同期の方と一緒になり、ともに頑張ることができる。
- 先生からのおすすめ毛糸を選択できる。
- 事前に入られて頑張られている先輩方の作品が見られ刺激となる。
- 質問内容を共有することができる。
- 先生に直ぐに質問ができ、疑問点が即日解決できる。
- 学校または教室で毛糸屋さんと関わりのある場合は、そちらで毛糸を購入する必要がある。(場合によりけり)
などなど。
どちらもそれぞれのメリットはデメリットでもあり、デメリットもあればそれはメリットでもあると感じます。
自分の選択した場面で、いかに楽しみながら学習できるかという点がポイントかなと思いますが、これは私の個人的な感覚のため、違った考え方もかたももちろんいらっしゃると思います。
一つの参考として捉えていただけたら嬉しく思います。
それぞれの道へ
編み物の世界にも、様々な道がありますが
どんな道でもそれぞれの道で、編み物を楽しんでいけたら良いですよね。
人の数だけ道があり選択肢があって決して同じ道でないのが人生。
それぞれの編み物ライフが、素敵な人生の1ページとなりますように✨
お読みいただいてありがとうございました。
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