こんにちは。
皆さんは、大切な方への贈り物に何を添えられますか?
この記事を書いた2022年、わたしは、母の日に薔薇のブーケを編んでいました。
花が大好きな母に、いつもの花の贈り物を編み物に変えて贈ったことが
ついこの間のことのように思い出されます。
2026年となり、SNSやインテリアショップで密かに、
でも確実に注目を集めているのが「枯れない花」のようです。
生花の美しさはもちろん格別ですが、
手編みで一目ずつ編み上げる「クロッシェフラワー」は、
贈る側の想いまで永遠に閉じ込めておけるような、不思議な魅力を持っていますね。
始まりは、母への「永遠に咲く花」を届けたいという想い
花が大好きな母。毎年、母の日には生花を贈ってきましたが、
このときはふと「ずっと手元に置いておける花を」と考えました。
そこで選んだのが、私の得意な編み物で贈る花束です。
「いつまでも、母の心の中で咲き続けてほしい」
そんな願いを込めて、一輪一輪、かぎ針で薔薇を編み始めました。
あえて「不揃い」に編む、薔薇の表情
今回のブーケでこだわったのは、「あえて統一しないこと」です。
一つの薔薇の編み図をアレンジをして色々なサイズの薔薇にしてみました。
目数を変えたり、編む強さを調整したりして、
小さなバラを入れたり大きな薔薇にしてみたり。
可愛らしい、蕾も入れてみました。
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大きく開いた大輪の薔薇
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これから咲こうとする可憐なつぼみ
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寄り添うように配置した中サイズの薔薇
自然界の花が一つとして同じ形ではないように、
少しずつ不揃いな薔薇たちが集まることで、ブーケに命が吹き込まれていく気がしました。

つぼみや葉っぱもそれぞれ違う大きさで、所々に散りばめてみました。

不揃いの薔薇たちは、最後には1束にまとめることになります。
美しさを支えるかぎ針編みの「茎」と「ヘタ」のひと工夫
枯れない花」をインテリアとして美しく見せるために、
実は一番大切なのが「茎(くき)」の処理です。
ここを丁寧に仕上げることで、手編みの温かみの中に、凛としたクオリティが生まれます。
茎とヘタの作り方
茎には、造花用のワイヤーとフラワーテープを使用しました。
ひと手間で、ただの「編んだモチーフ」が、一本の「花」へと生まれ変わります。
茎の部分は、造花用のワイヤーとフラワーテープで固定しています。

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ワイヤーの選択:
薔薇のトップ(花部分)にはそれなりの重さがあります。
細すぎるワイヤー(#40など)だと、重みに耐えられずお辞儀をしてしまうため、
今回はしっかり自立する#20前後のワイヤーをメインに使用しました。
#40の場合は二本使うと良い場合もあります。 -
フラワーテープの作業:
テープを巻く作業は地味に大変でしたが、ワイヤーが露出していると頼りない印象になるため、
一本ずつ丁寧にフラワーテープを巻きつけていきました。
とても根気がいるのですが、仕上がりの「本物感」を左右する大切な工程となります。 -
ヘタの固定:
ヘタもつけてそれらしくし、ワイヤーにフラワーテープを巻きつけて、
バラの花芯部分に固定してしっかりと止めてあります。
気がつけばかぎ針の薔薇の花60輪。編む楽しさが止まらない「魔法の時間」
完成した薔薇のミニブーケが下記の画像になります。
今回使用したのは、毛糸屋さんで出会った毛糸のモヘアです。
実は、最初はコットン糸で編んでみたのですが、
母の優しい雰囲気に合わせたくてモヘアに変更しました。
モヘア特有のふわふわとした質感が、薔薇にボリューム感と柔らかな光を与えてくれます。
この糸が本当に編みやすく、
当初は「10輪くらいのミニブーケにしよう」と思っていたはずが、
編む手が止まらなくなってしまいました。気づけばその数、なんと60輪!

無心に針を動かす時間は、私にとっても最高のデトックス。
気がついたら、立派なブーケにまで育っていました。
周囲にはチュールレースをあしらって、ふんわり感がでるように束ねてみました。
大き過ぎない手でもってちょうど良いくらいのブーケになりました。
かぎ針編み薔薇作りに使用した毛糸や編み図など
薔薇の編み図について
薔薇の編み図は色々ありましたが、
今まで編んできた編み図の中から、適当にアレンジしながら編みました。
大きすぎず、手で持った時にちょうど収まりの良い、贅沢なミニブーケ。
モヘアの赤が部屋の光を受けて、パッと周りを明るくしてくれるような仕上がりになりました。
使用データ備忘録
- 参考編み図:今まで編んできた編み図をランダムにアレンジ:編み図
- 使用した毛糸:リッチモア アルディ
- 使用かぎ針:6/0号
毛糸屋さんでタイミングよくセールに出会えて、モヘア で編めてよかったです。
このモヘア は柔らかくて大変編みやすい毛糸でした。
そのため赤色も素敵ですが、今度はピンク色の優しい色の薔薇の花、
いわゆる枯れない花を編んでみたいなと思えました。
編み物が教えてくれる「心地よい暮らし」
私たちはタイパ(タイムパフォーマンス)を求めがちですが、
あえて時間をかけて作る「枯れない花」には、それ以上の価値があると感じています。
手編みの花は、置くだけでその場所の空気を柔らかくしてくれます。
落ち込んだ時に花を眺めると、心が少しだけ前向きになれる。
それはきっと、一目ごとに込めた「想い」が、見る人に伝わるからではないでしょうか。
母に贈ったこの薔薇も、母のそばで、いつまでも咲き続けてくれているといいなと願っています。
皆さんも、大切な誰かへ、あるいは自分自身のために。
「枯れない花」を編んで、暮らしに彩りを添えてみませんか?
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[Kindle Unlimitedを活用した編み物本について触れた記事]もぜひご覧ください。
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