先週から編んでいたベストの本体が完成しました。
前回の記事では、肩はぎの部分を捨て編みと言う技法を使ってはぎ合わせました。
そのあと衿の部分を編みまして、全体像が出来上がり、完成!と言いたいところですが、
前開きの襟つきベストのため被りのタイプと違うところとしては、ボタンをつける工程が加わります。
1、ボタンホール
2、ボタンつけ
今日は1の「ボタンホールの部分」の記録になります。
-
捨て編みを使った肩のかぶせはぎの方法 【棒針編みのベストやセーターの肩はぎの綺麗なはぎ合わせ】
続きを見る
クリックできる目次
編み物ウェアのボタンホールの種類
ボタンホールは色々なあけ方があるかと思います。
大きな括りとしては、編みながら穴を作るかどうかといったところかと思いますが
今回はこの二つで考えました。
1、編んでいきながら「穴」を作る方法
2、全て編んだ後で「無理穴」を作る方法
ボタンホールの付け方の指示
私が今回編んでいるのは風工房さんのデザインです。
その中での指示は編みながら「減目をして巻き目で穴を作る」という方法でした。
ただ、以前カーディガンを編んだときに学んだのが「無理穴のボタンホール」。
編みながら開けていく方法だと、開ける場所を間違えた時に修正するのが大変なので、
慣れている無理穴の方でボタンホールを開けることにしました。
編み物ウェアの無理穴のボタンホールの作り方
無理穴のボタンホールとは
穴を開けずに編んで行き、編み終わってから穴の指定位置に
指で穴を開ける工程となります。
無理穴という名前、よく考えられていますね。
無理に開けるっていう、言葉通りでイメージ湧きやすいです。
編み物ウェアに無理穴のボタンホール を開けるための準備
用意するもの:
ボタン、かぎ針(3/0ー4/0号くらいがつけやすい)、
別糸、マーカー(ニットピン)
・今回使用するボタン:大きさをあらかじめ確認しておきました。
・別糸は、長さは20センチくらいのものを用意します。
本体を編んでいるメンズクラブマスターの毛糸の撚りを
あらかじめ解いて1本にしておきました。
ウェアに無理穴のボタンホール をあけていきます
前身頃に無理穴のボタンホール を作っていきます。
左か右見頃かを間違えないように、チェックしてから穴を開けます。
間違えてしまったら大変です!
1、ボタンホールの位置の編み目に印をつけておく(編み地の裏側につけておく)
2、自分の指を入れて編み目を上下に広げ、ボタンが通る穴をつくる。
3、指で広げた穴の上下を固定するために、かぎ針で後ろから糸を付ける。
4、かぎ針の先端に別糸をひっかけて、今かぎ針を入れた根元から別糸を引き出してきてつける
↓
↓
↓
↓
↓
5、このあとは、裏側に糸を始末して終わりです。
周囲をステッチしていく方法もあり、その方が仕上がりが丈夫な感じもするのですが、
毛糸が太くてゴロゴロしそうだったので
今回はこのようにいたしました。
簡単に仕上がりました♪
↓
6、ボタンが通るか再度確認する。(大きすぎず小さすぎないように気をつける)
このような感じで必要箇所に編み物ウェアにおけるボタンホール を開けることができました。
ボタンつけはこの次の記事に続きます♪
以前編んだ三國万里子さんのカーディガンでも同じボタンホールの開け方をしました。
そのカーディガンの動画に少し様子を撮ってあります。再生速度を落としていただけると見やすいと思います☺️
-
【編み物ウェアにおけるボタンの付け方】〜手編みベストを編みながら⑤
続きを見る
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。