2月10日は、「ニットの日」ですね。
ニットの日、何を編まれていますか?
私は白いセーター編んでいました。
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ニットの日とは?
ニットの日とは、数字の「2」と「10」を「ニット」に当てはめたことが由来とされているそうですね。
例えば、1122(いい夫婦の日)ですとか、4649(よろしく)などといった
数字の語呂合わせの、ニットバージョンが「ニ(2)ット(10)」。
今まで、なんとなく「編み物界を盛り上げるためにあるのかな?」などと思っていましたが、
調べていたら「ニットの日」にも正式な歴史があったので、そのほかの編み物にまつわる様々な制定日なども含めて、忘れないように私的にまとめてみました。
ニットの日の歴史
ニットの日が制定されたのは、今から遡ること34年前。
昭和から平成に切り替わる1988年だったようです。
1988(昭和63年) | 神奈川県「横浜手作りニット友の会」によって制定 |
1993(平成5年) | 愛知県横編ニット工業組合も制定 |
1994年(平成6年) | 日本ニット工業組合連合会によって全国的な記念日として制定 |
ニットの日の目的
ニットの日制定の目的は、
ニットの普及やニットのピーアール活動の一環とされていて、
この日に因んで編物活動を普及させるという目的や意味があり、
イベントやワークショップ、フェアなどが至る所で開催されてきました。
ニットの日のイベント色々
有名なニットの日フェア
婦人セーターにおいては日本一の生産額を誇る「新潟県五泉市」。
ニット工場などの見学会やワークショップなどを開催したり地域をあげてもりあがり、
他県からも参加者が多いそうです。
残念ながら「五泉ニットフェス」は今年は「蔓延防止」のため中止になってしまいましたが、
五泉市はニット製品にまつわる工場が多く、五泉市だけでセーターが仕上がってしまうという編み物好きにはぴったりの素敵な街だと感じました。
五泉ニット公式サイト
ニットのイベント体験談
ニットを盛り上げるイベントといえば、ハマナカさんの「あみだおれ」フェスや、
クロバーさんのニットピクニックなどがありますが、
以前「あみだおれ」イベントの一部の企画に参加させていただいたことがあります。
(感染症うんぬん以前のイベントです)
その時は学習センターでの展示会と編み物講習会のイベントで、師範の先生に朝から夕方まで
無料で教えていただけるというもので、
参加者は4ー5人の少人数で、年配の師範の先生に丁寧に教えていただき、
編み物のベテランの皆さんの中に混じって
緩やかでかつ有意義な時間を過ごすことができました。
どちらかというとおしゃべりするのは少し苦手なので、「編んでいる空気間」を共有することの方が好きだったりします。
それぞれに目の前のものに集中していて、
そんな一生懸命な姿や、編んでいるものを拝見できたり、編んでいる姿をみているだけで、
なんだかいいなぁと思ったりする時間です。
このようなイベントが、最近は中止になることが多くとても残念です。
ニット業界を盛り上げる日色々
ニットの日にちなんで、
編み物界を盛り上げている、様々な記念日を集めてみました。
- 2月10日:ニットの日
- 9月9日:マフラーの日
- 10月1日:あみぐるみの日
- 11月3日:手編みの日
- 11月11日:靴下の日
色々ありますね。それぞれの詳細をまとめてみました。
2月10日:ニットの日
前述の通り、ニットを普及盛り上げる日とされています。
9月9日:マフラーの日
株式会社ソレイユのマフラーの日実行委員会により制定されています。
首に巻いたマフラーのシルエットが数字の9に見えることから、9月9日をマフラーの日としたそうです。
大切な人に送り合おうと呼びかけているとのことです。
10月1日:あみぐるみ の日
日本あみぐるみ協会が2002年10月1日に発足した設立日を記念して制定した日。
日本の文化であるあみぐるみを盛り上げる活動を展開中。
あみぐるみをみんなで編む企画や、無料編み図無料毛糸の配布などがあったり、
あみぐるみの写真を撮ってもりあがるなど楽しい企画が目白押しです。
11月3日:手編みの日
オリンパス、ダイヤ毛糸、クロバー 、パピー、元廣、ハマナカ が共同提案して制定されたそうです。
編み物のできる人がすくなくとも最低1人以上に編み物の楽しみ方を伝える日とされ、全国各地でイベントなどを通し、
できるだけ多くの方に編み物の魅力を体験していただきたいと、編み物シーズン真っ只中の11月、
そして祝日の文化の日を手編みの日としたそうです。
11月11日:靴下の日
1993年(平成5年)に日本靴下協会が制定。
靴下を二足並べたときの形が「1111」とみえること、また同じ数字のペア「11」「11」が並ぶというペアーズデイとも呼ばれ、
大切な人同士で贈り物をするという日に因んで、靴下を贈りあおうとされています。
また、月と日が重なる日「節句」は、神様に供物をしてそれを食べあい健康の増進などを祈り合ったそうです。
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ニットと手編みの普及
・・・ニットにまつわる語呂合わせで制定されたこれらの記念日。
オンラインイベントなども開催されるようになりましたが、
空間のシェアなど、やはりリアルイベントならではの貴重さがあるなと感じます。
もちろんオンラインもオンラインならではの良さがあるので、楽しいのですけどね♪
またこういったイベントを機会に、編み物のワークショップにも参加したいので、
個人的には少しずつイベントが復活していくといいなと常々思っています。
今年のニットの日に開催されているイベント
そんな自粛を強いられた日々の中でも、
今年のニットの日に開催されているイベントをありました。
第1回富岡シルク手編みニット展
- 場所:富岡製糸場 西置繭所 多目的ホール
- 開催期間:2022年2月9日(水)〜17日(木)
群馬県富岡市の「富岡シルクブランド協議会」による「絹糸による手編み作品展」となります。
世界文化遺産、富岡製糸場内・国宝西置繭所で富岡産の繭を使って生まれた、手編みの作品展が17日まで行われているそうです。
会場にはショール、ドレス、帽子、ドイリー、あみぐるみなど全国から83点のお品が並んでいるそうです。
ネット越しに少し拝見しましたが、ものすごく繊細な作品が集まっていて、うっとりしてしまう完成度でした。
私も参加してみたかったのですが、申し込みをしようと思った時点で糸が完売していたので今回は観る側となりましたが、
完成度の高い品々をみていたら参加しなくてよかったと思いました😅
来場者が投票でコンテスト上位5位を決めるそうで、結果も楽しみです。
公式リンク:富岡シルクブランド協議会
広瀬光治先生トークショー
さらには明日、2月11日には特別ゲストで広瀬光治先生がトークショーを開催されるそうです。
広瀬先生のトークショーは以前に参加させていただいたことがありますが、
とても楽しくて、着用されているウェアの完成度が素晴らしくて凝視してしまうほどでした。
近くでの開催でしたら是非いってみたかったです。
↓参加させていただいた先生の公演会の詳細の様子↓
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広瀬光治先生のトークショーと手編み作品の素晴らしさ
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終わりに
それぞれのニットの日。色々な想い。未来。
それぞれの編み物をそれぞれに堪能できている今日であると同時に、
来年の今日も、編み物をされている皆様が
「ニットの日」を楽しむことができているといいなと祈りながら過ごす、2021年のニットの日です。
私もニットの日の最後まで、今編んでいるセーターを仕上げをしていたいと思います。
お読みいただいて今日も本当にありがとうございました。
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