ヴォーグ学園の編み物資格である「かぎ針編み講師認定講座」の講師科について
過去6回にわたりまとめてきました。
今回から最終課題についてのまとめとなります。
クリックできる目次
かぎ針編み講師認定講座「講師科」の最終課題の内容
最終課題では、「分散増減法」を学習しました。
課題制作
自分の原型から製図して編んだショールからまたはチュニックの作品のどちらかを選択する。
学習テーマ
分散増減目の増し目率(減目率)を理解して作品作りに応用し、
かぎ針編みの編み目のなりたち、拾い目の位置による編み地の歪みの原因を学習する。
メモ
<分散増減法とは>
模様の形やイメージをあまり変えずに、模様を大きくしたり小さくしたりする魅力的な技法。
スカートやチュニック、ショールカラーなどに使って華やかな雰囲気を作ることができる方法。
選択した分散増減目法の作品
上記作品のうち、今回選択したのは「ショールカラー」です。
理由は以下の3つ。
1、風工房さんのショールカラーが素敵で憧れていた
2、単純に小さくて早くできるかな?というやや甘い考え
3、チュニックも編みたいけれど、実際着用はするかな?という葛藤
憧れのレース作品の風工房先生の本について
少しご紹介させていただきます。
「風工房先生の麗しのレースLace」が家宝
家宝にしている本は色々あるのですが、
そのうちの一つがこちらの麗しのレ-ス 復刻版です。
この本をみて、カラーの編み方の極意がわかるかなと思って購入していました。
絶版本?「麗しのレース」の魅力
カタログのようにとても素敵です。
美しい外国のモデルさんが、繊細なレースのショールを纏っているアートな世界。
何もしたくない時に時々ボーッと眺めています。
かぎ針の繊細な表現力。アイリッシュレースの美しさに惚れ惚れします。
(中身を写すと著作権の関係があるため、想像されてくださいますと幸いです)
「麗しのレース」の内容
サブタイトル:レース好きなあなたのために
風工房先生が、以下のように紹介されています。
初めてロンドンを訪れた時、ポートベローの屋台のお店でいろいろな古いレースを見ました。(略)
その繊細な美しさに見とれてしまいました。
アイリッシュレースの襟は一枚だけ買ったのですが、
こんなに細い糸をどうやって編むのだろうかとため息が出るばかりです。
この本の中ではレースの持つ優しさ美しさをできるだけ出すように心がけました。出典:麗しのレース「風工房」
その内容は、下記のように3部構成となっており、
それはまるで物語のように読み進めていくことができます。
1)麗しき日々に
2)懐かしき日々へ
3)柔らかな時間(とき)のままに
1ページ1ページ、それこそため息が出る美しさとはこのことです。
と風工房先生に勝手につっこみをいれながら、
表現力と創造力の素晴らしさがそこにはありました。
作品は初級、中級、上級者とレベルが書いてあるので自分に合った作品を選ぶこともできます。
基礎となる基本の編み方、モチーフのつなげ方の編み方、
アイリッシュクロッシェの編み方なども詳しく書いてあります。
かぎ針編み講師科・最終課題「ショールカラー」の目標
風工房先生の麗しのレースにのっているカラーを今後の目標として、その構成をみながら、
今回の課題では、編みやすくて勉強になりやすい作品を編んでいくことになります。
素敵な風工房先生の作品を見たあとで、
練習中の自分の作品をみると、なんとも手の届かない場所にあることを痛感するのですが。。。
目標の設定は大切だとしきりなおして、
現実の課題へと戻って参りたいと思います。
かぎ針編み講師科最終課題の「分散増減目法のショールカラー」模様選びと糸選び
ショールカラー糸選び
糸選びは、前回の自分サイズのプルオーバー を編んだ時に余った
毛糸ピエロさんの糸を使用することにしました。
糸選びについては、こちらの記事で詳細をかいてあります♪
ショールカラーの模様選び
ここでも、テキスト通りの模様にするか自分オリジナルの模様にするかを
決めていくことになりました。
ここはさっくりと、学習しやすいよう「テキストの模様」で編み始めることにしました。
分散増減目法で編むショールカラー1作品目
分散増目法の難しさ
分散増減目に割り出しもあります。
うーん、難しいなと思いながらなんとか自分なりに進めていきました。
編み上がった作品
一応全部編んだのがこちらです。
結果として失敗作となりました。さようなら(;´Д`)
失敗も勉強のうちなので、恥を曝け出して載せておきます(;´Д`)
かぎ針編み講師科の2作品目「分散増減目のショールカラー 」が失敗した理由
失敗した理由は主に2つ。
1、フライングをしてスクーリングで学習する「割り出し」を学ぶ前に取り組んでしまった。
→結果、割り出しが全くできていませんでした。
2、編み方図の作成の仕方を理解しておらず、
テキストの事例と自分のサイズがほぼ同じだったことで段数目数の計算が大まかだった。
→結果、サイズが不正確なものが出来上がった
最後の作品を、割り出しと分散増減目法を理解していないままに取り組むのは
(分かってはいましたが)やはり無謀であったという結末になりました。
フライングして編み始めた理由
では、なぜ薄々分かっていながらフライングしてしまったか?
その理由も二つあります。
1、1回目の提出課題(製図と編み地:スワッチ)の返却を待機している時間が長く、
待ちぼうけしてしまった。
2、最後の課題ということでこれまで編めてきたのだから
もしかしたらこのまま「編めるかも?」といった妙な自信が出てきたのかもしれません。(涙)
待ちぼうけしてしまうのは、通信の悲しいところかなと感じます。
返却されないと次に進めないけど、進みたい。
その間何をしたらいいの?となって
ええぃ、進んでしまえ!とフライングして取り組んだというわけでした。
最後の最後で、順番通りに進めていくことの意義を学びました。
まとめ
これまで「かぎ針編みの入門科から講師科」「講師科のプルオーバー 」と順調に進んできたのですが、
最終課題にきて焦りが出てきたのか、日々悪戦苦闘しています。
何事も焦りは禁物ですね。
気を取り直して、次の記事では2作品目のショールカラーに進んでいきます。
また見にきてくださると嬉しいです。
▶︎▶︎▶︎つづきの記事を更新しました。
-
かぎ針編み講師認定講座「講師科」受講記録【3回目課題提出:ショールカラー②】
続きを見る
お読みいただきありがとうございました。