以前から編んでみたかった、パピーさんの夏糸を購入することになりました。
どちらも同じ原糸を使っているので同じシリーズになるのですが、ではどんな違いがあるのだろう?と思っていました。
コットンコナ とコットンコナ ファインのそれぞれの糸の違いや、編みやすさの理由が編んでいてわかったのでまとめることにしました。
クリックできる目次
コットンコナ、コットンコナファイン
今年初めて購入した夏糸は、「コットンコナ」「コットンコナファイン」という糸です。
受講中の指導員認定コースの教材として購入しました。
コロっとしていて、どちらもかわいいサイズです。
向かって左がコットンコナ 、 右側がコットン コナファイン。
「コットンコナ」の詳細
コットンコナ の品質
- 綿100%
- 40g
- 110m
- 合太
- 棒針4ー6号:5号25ー26目32ー33段
- かぎ針4ー6号
- 日本製
コットンコナ のおすすめポイント
インド綿を編みやすいようにしっかりとより合わせてあり、シルケット加工をしていることで張り感と艶感を加えました。
ウェアから小物までまた棒針からかぎ針まで非常に用途の広い使いやすさと高さと質感のある糸。
出典:パピーHPより
「コットンコナ ファイン」の詳細
コットンコナ ファインの品質
- 綿100%
- 25g
- 105m
- かぎ針:0ー2/0号
- 標準ゲージ:30-31目 42ー43段
- 日本製
コットンコナ ファインのおすすめポイント
コットンコナ と同じ原糸を強撚した糸。
サマーシーズンに根強く、かぎ針編みや機械編みの両方に使え、小物からガーメントまで幅広く活用できます。出典:パピーHPより
こちらは棒針編みの手編みの表記がないので、かぎ針編みか機械編み専用のようでした。
コットンコナ 、コットンコナ ファインの糸 比較
コットンコナ 、コットンコナ ファインの糸の太さの違い
太さはコットンコナ の方が太くなります。
その理由は撚りの違いにありました。
コットンコナ 、コットンコナ ファインの糸の撚りの違い
コットンコナ(上) とコットンコナ ファイン(下)の糸は何本撚りなのかな?と思ってほぐしてみました。
コットンコナ (上)は2本撚りが3セット撚られた6本撚りで
コットンコナ ファインは2本撚りが2セットの4本撚りです。
コットンコナ ファインは、パピーさんのおすすめポイントからも、強めに撚ってあるというのが、糸を解してみてよくわかりました。
コットンコナ とコットンコナ ファインを編んだ感想
コットンコナ
コットンコナ は棒針で編んだ感想ですが、艶々していて、滑らかな編み心地でした。
細い針だと糸割れしそうな時もあるけれど、全体的にツヤ感があって編みやすかったです。
これは前述のおすすめポイントの中にあった「シルケット加工」による編みやすさだったことがわかりました。
また、この適度な艶感は、光沢がでて品がUPするため、
シンプルな模様でも存在感の出る編み地になると感じた次第です。
シルケット加工とは
メモ
綿などに張力をかけて、表面を滑らかにし、面のようなシルキー・光沢を加えるという加工で、マーセライズ加工ともいう。この加工を施した糸などをシルケットと呼ぶこともある。
出典:日本大百科全書
シルケット加工という、名前だけあり、実際シルクの編み心地と似ているところがあるなと感じます。
艶感もシルクと大変近く、綿だけだとカジュアルになる雰囲気があるなか、シルク加工で上品な仕上がりになるそうです。
コットンコナ ファイン
コットンコナ ファインはかぎ針で編みましたが、糸のフックへの食いつきもよく、するする編めてこちらもとても良い編み心地でした。
強めに撚ってあることで、これが編み心地のポイントだったんだなぁと個人的に感じだ点です。
細いとギシギシだとなることもありがちですが、編んだ後の肌触りもフワッとした質感も残っておりとても滑らかでです。
かぎ針編みでの模様がくっきりでる印象もあり、模様編みにはぴったりだと感じたのでした。
模様がくっきり出ると、編み地がはっきり見えるので美しい編み地が表現できるのではと感じます。
どちらの毛糸も、大変編み心地がよくて、編んでいて幸せな気持ちになれました。
そしてその背景には、それぞれに撚り方や、仕上げ加工の工夫がされていることが編みやすさにつながっていたんだな、と自分なりに解釈することができました。
パピーさんのこだわりのある素敵な糸で、形にする過程を楽しみたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
-
【日本手芸普及協会:かぎ針編み指導員と棒針編み指導員】〜カリキュラム内容の違い&通信と通学〜
続きを見る
コットンコナ
コットンコナ ファイン
パピー さんの福袋
-
2021年のパピーさんの毛糸の福袋を購入 【動画あり】
続きを見る