棒針編みで編む手編みのニットスカートの製作記録も最後となりました。
裾を編み、スチームを当てて完成となります。
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手編みのスカートの裾の縁編みと仕上げ
長編みの土台を解く
ニットスカートの編み始めは、メビウスとなったことで編み出し糸の代用となる長編みの土台を使用して編んでいきました。
裾の部分は、最終段から目を拾っていき、裾の模様で指定段数を編んでいきます。
↓
目が拾いながら、メビウス防止の役割を終えた長編みの土台と、鎖編みの裏山の代用となったコットン糸を解いていきました。
今回は細いコットン糸を、編み出し紐で鎖編みをした裏山部分として用いたのですが、
同じ太さのコットン糸を使用した方が編みやすかったなと思います。
さらに、ここから300強の目数で裾を編んで行きましたが、最初にこの目数で2回編んでいるため、
実質3回目となる裾編みでは、ねじれないという保障付きということもあり、ビクビクせずにスムーズに編むことができました。
役割を終えた長編みの土台
役目を終えた長編みの土台は、また再利用していこうと思います。
この画像をみると、またメビウスの悲劇が思い出されます。(本当に辛かった😅)
(▶︎メビウスの輪と長編みの土台についての詳細はこちらより)
仕上げのスチームを当てる
途中、捨て編みを編んでベルトを編む前にもスチームがけをしていますが、
全て編み終わって最終の仕上げとして、全体にスチームをがけをして終了となります。
(※ニットベルトを編むのと裾を編む手順は、逆でもOK)
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アラン模様のニットスカート完成までの過程
ニットスカート完成までの振り返り
今回棒針編みでアラン模様のニットスカートを編んでいく上で、私的にですが様々な学びがありました。
- 製図において分散増減目法を学ぶ
- コンパスを使わない円の書き方を知る
- オリジナル模様を考える
- パソコンで編み方図に挑戦する
- メビウスの輪の回避策を知る
- ベルトの付け方を知る
- 平均計算と模様を崩さない減目を考える
全ては良き思い出
失敗もして挫けそうになったことも、完成を迎えると全て良き思い出に変わります。
とても内容の濃い時間だったので、終わりを迎えて肩の荷がおりていく瞬間です。
少し名残惜しい気持ちもあったりするのは不思議な感情です。
アラン模様のニットスカート
アラン模様のニットスカート完成
棒針編みで編んだアラン模様のニットスカートですが、まだ反省点、修正点、未熟な点はありながらも
自分サイズのアラン模様のオリジナルのスカートとして、無事に完成させることができました。
アラン模様は、模様編み集なども参考にして、自分が納得のいく模様になるよう何パターンかスワッチを編んで決めましたが、
くっきりアランというよりは、どちらかというと毛糸の素材感がでる柔らかめのアラン模様となったようです。
完成後の着用
完成したアラン模様のスカートを履いてみたところ、無事にお尻も入ってくれ最後の一安心です。
そして、製図通りにフレアーもでて、長かった計算づくしの道のりが救われた瞬間でした。
使用毛糸と使用編針
使用毛糸と編み針の記録
今回アラン模様の手編みのスカートに使用した棒針(輪針)と使用毛糸の記録です。
毛糸は、昨年のセールで購入したものになります。
- ハマナカ アルパカウール:約10玉(約400g)
- 使用棒針:US5.5mm (使用編針)
アルパカウール は編み心地がとても柔らかくて、心地よく編むことができたのと、
色合いも自然で気に入っており、早速この春着用したいと思っています。
今後の変化を楽しむ
完成したアラン模様の棒針編みのスカートですが、縦ゲージで設計した長さが今後スカートを着用し使用していくことによってどのように変化していくかのか、その変化もあわせて楽しみたいところです。
スカート製作記録として、①〜⑤までに渡りましたが、
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
>>アラン模様のニットスカート制作過程①〜④
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手編みのニットスカート① 〜編み物の答えは一つではない〜
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手編みのニットスカート② 〜パソコンで編み図を作成〜
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手編みのニットスカート③ 〜300超えの作り目とメビウスの輪〜
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