手編みのニットスカートも、終盤のベルト付けとなりました。
洋裁で製作するベルト付きのスカートとは異なり、ニットならではの製作方法を学ぶことができましたが、難しい点もあり挫折しかけました。
手編みスカートの製作歴
スカートが好きで洋裁のスカートとしては色々作ってきましたが、手編みのニットスカート完成歴としては、かぎ針のスカートを編んだのみでした。
ただその時も、ベルトの編み方についてはほぼ自己流で編んだので、今回はベルトの付け方として、しっかりとした工程を踏んでいくのは初めてになります。
>>ニットスカート制作過程①〜③
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手編みのニットスカート① 〜編み物の答えは一つではない〜
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手編みのニットスカート② 〜パソコンで編み図を作成〜
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手編みのニットスカート③ 〜300超えの作り目とメビウスの輪〜
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手編みスカートのベルトの付け方覚書
手編みスカートのベルトの付け方手順の流れ
- ベルトを準備する
- スカート本体が編めたら、捨て編みをする
- 捨て編みを手前に倒して、本体部分からベルトの目を拾う
- スカート本体ウエスト部分からベルト寸法へ目数を調整する
- 指定段数を編む
- ゴムを挟んで、ベルトをかがる
- 捨て編みを解く
ベルトを準備する
採寸ウエスト寸法で用意。1-2㎝重ねて輪にする。
スカート本体が編めたら捨て編みをあみ、本体部分からベルトの目を拾う
スカート本体ウエスト部分から、目数を減目して調整してベルトの幅で編んでいく。
ゴムを挟んで、かがっていく
ゴムをはさんで、ニットピンをつかって止める。
↓
ずれないように編み包んで、1目ずつかがっていく。
↓
捨て編みをほどく
↓
↓
ベルトつけ完成
ベルトつけにおける振り返り
ベルト製作におけるポイント
ポイントと反省点は下記となります。
反省点
- つなぐシンカーループを間違えないようにする。
- かがり方が強すぎるとウェストが伸びにくくなりヒップが通りにくくなるので注意する。
- 捨て編み用の毛糸に毛羽立ちがあったため解きにくかった→毛羽立ちのない毛糸が良い
かがっていくときに、拾う目がずれるような感覚があり、帳尻を合わせて拾いました。
結果シンカーループの拾う位置が間違っていたのか?確認したいと思います。
拾い目と減目が終われば、後は好きな「かがっていく作業」です。
難しかった点
前述の通り、ベルトで一番難しかったのは「本体部分からの減目」でした。
減目においては、平均計算をしながら減目をしていきますが、悩みポイントが数点ありました。
- 本体から目を拾っていくときに減目をするのか、目を拾った後に減目をしていくのか
- 模様編みが崩れずに減目する場所
- 模様編みが崩れずに減目する編み方
模様を変更したことで、どのように減らしながら拾えば模様が崩れなくてすむのか、位置だけではなく、編み方(どのように2目一度を操作するか)などどうしたら綺麗に編めるのか、通信の壁が立ちはだかりました。
モチベーションが続かなくなりそうで苦しかったのですが、
そんなときは、
編み物で慕っている先輩に相談。
色々話を聞いてもらえたおかげで、背中を押しなおしてもらいなんとか持ち堪えました。
単発の通学に行こうかかなり悩みましたが、なんとかクリアしました。
おわりに
今回のスカートでは、メンタル的にも鍛えられたかなと感じた製作時間でした。
スカートのベルト付けは、自分的挫折ポイントになりかけた「平均計算&減目」がもう少し訓練が必要そうです。
拾い目の仕方、捨て編み(復習)、ベルト自体の編み方などの技法としては習得することができたので、このニットスカートが完成するまで中断していた野呂スカ 製作において使ってみようと思います。
次回は、今回のスカートの残っている仕上げ作業をして完了となります。
>>ニットスカート完結編は下記よりご覧いただけます。
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手編みのニットスカート⑤ 〜アラン模様のニットスカート完成〜
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<今回のスカートの製作にあたって参考になった本>
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手編みのニットスカート① 〜編み物の答えは一つではない〜
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手編みのニットスカート② 〜パソコンで編み図を作成〜
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手編みのニットスカート③ 〜300超えの作り目とメビウスの輪〜
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細方眼編みに出会った体験談③ 【作品:細方眼編みのフレアースカート】
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野呂スカ編み始めました No.1【編み図入手とメロディ集め】
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お読みいただきまして、ありがとうございました。