Ravelry(ラベリー)とは、世界の編み物好きが集うコミュニティサイト。
日本国内、国外のトップデザイナーの方から一般人まで登録でき、
素敵なパターンを入手したり、デザイナーさんやニッターの皆さんと編み物を通して交流することができます。
世界でどんなデザインが流行っているのかなど、世界の編み物に興味のある方なら、
誰でも利用することができます。
ラベリーを使用するようになり、まだまだ経験は未熟ですが、
デザインの多様さや今まで知らなかった編み方をしることができました。
こんな編み方があるんだと、驚きの連続で、今までよりもさらに編み物を楽しめるようになりました。
今回はそんな素敵世界の「ラベリーの概要」について簡単にまとめてみました。
記事の最後には、おすすめパターンについてもご紹介しています。
クリックできる目次
ラベリー(Ravelry)に興味を持ったきっかけ
一番初めはラベリーのショールを編んだことはあったのですが、
利用は単発で、当時は日本のデザイナーさんのことも存じ上げておりませんでした。
私がその後ラベリーにさらに興味を持ったのは、
「自分の夢を実現させたデザイナーさんのお話」を聞いたことがきっかけです。
その方は、自分の可能性を広げたくてラベリーにパターンを掲載し始め、
今や大活躍のデザイナーさんになられています。
そして作品を色々と拝見していくうちに、
日本だけにとどまらず、世界で活躍されておられる「日本人デザイナーさん」が沢山いらっしゃることを知りました。
自分の夢を掴む場所を自分で切り開いていく。
素敵ですね。
ラベリー(Ravelry)のパターン(編み方レシピ)の数
公開されているパターンの数は、なんと82000以上あります。
このパターンを使ってあまれたプロジェクト数は120万以上。
これを毛糸の長さにしてみると「4億メートル」にものぼるとのことです。
また、昨年2021年のラベリーの統計では、
アイスランド、ノルウェー、フィンランド、カナダ、スウェーデンのニッターさんが
最も多くあまれたそうです。
その世界をチラリと覗き見。
最新の状況はこんな感じです。(2022.1月末現在)
ラベリー(Ravelry) 世界のデザイナーさんたち
昨年だけでも四千人以上のデザイナーさんがデビューされたとのこと。
日本のデザイナーさんもとても人気で、国内在住の方もいらっしゃったり
海外在住で活躍されている方など、様々です。
ラベリー(Ravelry)の可能性
ラベリーの可能性は、その人自身が創造していくことができます。
- 世界のデザインを知り、それを編むことができる
- 自分の編んだ作品をコレクション・整理できギャラリーが作れる
- 自分のパターンを投稿できる
- 世界の編み物好きの皆さんが編んだパターンや作品を見ることができる
- デザイナーとして活動できる
- 国内、国外すべての世界のニッターさんたちと交流できる
- 母国語以外の編み方の勉強ができる
- 同じパターンのアレンジ例がみられる
ラベリー(Ravelry) 編み方パターン(レシピ)の形式
そのほとんどがPDFのダウンロード形式です。
編み方パターンをデバイスに保存していくため、場所をとらないのがメリットでもあります。
けれど、プリントアウトしていると資料がたまっていくので、
そのように取り扱う場合は、通常の本と同じような扱いにもなっていきます。
日本においても、クロバー さんやハマナカ さん、毛糸ピエロさんや、個人の方など、編み図(パターン)はやはりサイトに掲載されていて、ご自分でダウンロードして使用するかと思います。
プリントアウトは必要に応じて、その人の環境によるところですね。
それと同様の考え方で、
日本の「編み図が掲載されたサイト」の「海外バージョン」と捉えれば、身近に感じるかと思います 😉
ラベリー(Ravelry)と日本の編み図との違い
日本の編み図と違って、ラベリーのパターンはほぼ「文章パターン」です。
ドイリーやショールなど、作品によっては通常の日本の編み図が掲載されている場合もあります。
- 文章形式:英文パターンを日本語に訳したものもあったり、色々な言語に訳されて、文章になっています。
- 編み方の略語:編み方は略語になっています。
細編みなら「SC」、表編みなら「K」、裏編みなら「P」。 - 模様編:難しい模様だと、その部分だけが「チャート」形式なっていたりします。
- 言語:メインは英語ですが、そのほかにもドイツ語やフランス語そして日本語もあります。
編み図を見て編むのになれていて、文章を見て編むのが苦手という方でも
なれていけば、文章通り編んでいくので楽な場合もあります。
私自身も、最初は今まで使い慣れた編み図がないと、最初は慣れないこともありましたが、
色々な編み方の表現方法があるのだなぁとこれもまた学びとなります。
とくに、略語は英語の意味そのものなので、覚えやすい単語ばかりです。
覚えていくと謎解きのようで楽しいです。
どうしても分かりにくいという場合は、
文章のまま使わず、それを「日本仕様」に変更して自分が活用しやすくアレンジしたりできます♪
何事もポジティブに捉えていくと、道筋が広がっていくのだと感じます。
ラベリー(Ravelry)のパターン(レシピ)の代金と支払い方法
パターンの代金は、フリーパターン(無料)のものでも素敵なものが揃っています。
有料パターンは、私が今までで利用したのは約300〜約800円でした。
600〜700円前後が多い印象です。
時々セールもされていたり、リリース直後にはクーポンを使えたりお得に使える時は見逃せません♪
デザイナーさんやコラボされている毛糸ショップのオーナーさんなどが告知&宣伝してくれることもあります。
支払いはクレジットカードやペイパルがほとんどです。
ラベリー(Ravelry)の素敵なパターンが見られる書籍
そんなラベリーで活躍中のデザイナーさんたちの作品が見られます。
世界のときめく毛糸の図鑑
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靴下を編む52週
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すごく労力のかかっている本である分、内容の濃い2冊でした。
ラベリーへの入り口
まだまだラベリーの作品はそんなに多くないのですが、
国境を越えて、編み物を通して繋がっていくのは楽しいだろうなと感じます。
そして、眠っている才能やご自分の気がつかなかった可能性を
この場所で開花させることができる日本の方が増えていくといいな、と思う気持ちがあって、
今回紹介させていただきました。
人それぞれなので考え方は色々あるかと思います。
時代は変化していますので、新しい世界を冒険していくことも
ときには刺激になって新鮮だと個人的には感じますし、英語が苦手な方など肌に合わない方はご無理をされる必要もないです☺️
眺めているだけで楽しくて、お気に入りアイテムが増えていって、
日本にある編み方も大切にしながらも、ラベリー上の日本のデザイナーさんのご活躍を応援していきながら、そこから広がる編み物の楽しさを、少しずつ勉強させていただきたいなと思っています。
編み物の未知の世界を楽しめるかどうかは自分次第なので。
ラベリー公式サイト https://www.ravelry.com/
次回は、簡単な活用方法をご紹介します。
お読みいただいてありがとうございました。感謝いたします。
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