編物検定(編検)の毛糸検定1級合格へ独学学習の記録の中でも触れました、
「編検講習会」についての詳細をまとめました。
編検講習会って、どんなことするんだろう?
受講に来る人たちはどんな人なんだろう?
当時、こんな想いを持ちながらも申し込みました。
初めての編検講習会に参加するドキドキとワクワクの入り混じった時間でした。
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編物検定(編検)講習会のスケジュール
全国にわたって、編物検定の数ヶ月前に開催されるのが編検講習会。
場所や日時は、編検教会のHPに記載があります。
<開催している県>
旭川、岩手、宮城、群馬、東京、埼玉、神奈川、
静岡、愛知、三重、大阪、兵庫、広島、福岡、熊本
日本編物検定協会HP:講習会について
編物検定講習会の受講記録:2カ所の講習会に参加
編物検定講習会:受講した場所
受講は在住県ではなくても受けることができるので、
私はスケジュールの都合で、他県の講習会と、在住する県の講習会と2カ所の講習会に参加しました。
- 他県での講習会→A県
- 在住県→B県
上記のように2カ所の講習会をそれぞれA県,B県として受講記録をそれぞれにまとめます。
編検講習会で購入できるもの
各支部によって内容は多少異なると思いますが、私が参加させていただいた2箇所の支部では、講習会時に下記を購入することができました。
- テキスト・過去問の購入
- 色彩カードの購入
- 製図定規の購入
そのため、当日までにテキストなどを取り寄せることができなくても、当日でも入手することができます。
※参加することに決まった時には確認をされておかれると良いかと思います。
>>>「編物検定テキストの取り寄せ」についてはこちらの記事で詳細をまとめています。
-
編物検定受験〜1級合格までの道のり② 【独学勉強法:テキストと過去問について】
続きを見る
編検講習会で教えてもらえること
- 編み地の見本の確認
- 編み方の確認
- 試験の持参物品の注意事項、心得など
編物検定講習会:受講時の詳細
A県の編検講習会受講時の詳細
人数:十人ほどでした。
受ける級:様々でしたが、3級以上が多かったです。
参加者の年齢層:30代〜60代まで様々でした。
編検の先生たち:3ー5名
B県の編検講習会受講時の詳細
人数:10-15人
受ける級:1〜5級
参加者の年齢層:20代〜50代
編検の先生たち:4-5名
編検講習会の受講中の流れ
A県の編物検定講習会の流れ
自分のわからない部分を先生に聞く。編み地を見て編む。
もしくは先生から「テキストのここをすると良い」というアドバイスがあり、練習するなど。
こちらの会場は、毛糸検定を受ける人と、レース検定を受ける人とが混ざり合っていました。
参加者は、それぞれ自分のペースで行っていました。
B県の編物検定講習会の流れ
講義形式で各級ごとにグループとなり、一通り講義を受ける。
その後は、自分のしたい部分を練習し、適宜質問などをする。
過去問をしている人もいれば、苦手部分を練習している人もいたり様々でした。
こちらの会場も、毛糸検定とレース検定と講義にこられていました。
編検の先生に相談したこと
- 初めての講習会:自分が受けようと思っている級の妥当性を確認、わからなかった編み方の確認、製図
- 2回目の講習会:自分がわからない・自信がない点の攻略、デザイン画、試験への心構え
編検の先生には、以上のことを重点的に相談しました。
事前の独学でわからなかった部分を、一つずつ消していく作業です。
>>>詳細は下記記事より
-
【編物検定・編検過去問攻略するために行ったこと】 編物検定受験〜1級合格までの道のり③
続きを見る
編検講習会の受講者とのコミュニケーション
編検講習では無駄話をしている時間はなく、黙々と目の前のことに集中して編み物をされていました。。
皆さんの必死な姿は、とても印象的でした。
A県での受講者との交流
A県:集中していてお昼休憩以外はトークのタイミングなし。
トイレ休憩に行った時と終了後に、検定状況(どのように検定を受けてきたか、何級から受けてこられたかなど)を聞きました。
「緊張して手が震えて編み針を落とした」なんていうエピソードも聞くことができました。
B県での受講者との交流
B県:お昼休憩一緒にしながら受講状況などを教えていただいたきました。
ちょうど近くに喫茶店があったで、そこでランチを共にしながら受験状況を教えていただきました。
さらには、おすすめの毛糸や前年度の受験時の様子、当日の流れなどより具体的なことを聞くことができました。
どちらの県も皆さん自分の時間に集中しているなか、休憩などを活用して、少しの時間でも交流でき、今までの受験の様子を聞かせてくださって、本当に優しい方ばかりに出会うことができたことは、私のその後の編検街道にも大きく関わっていくことになります。
編検講習会に受講して良かったこと
講習会に受講して、編検仲間ができた
第一に編検仲間ができました。これはとっても心強い仲間となり、今もなお私を支えていてくれます。
受講後に何度かお茶をしたりして、これから共に頑張ろうとグループを形成しました。
一緒に編み物をする編み物友達、という感覚を超えて、
「頑張っている同士」としてお互い支え合えるような輪が生まれたことは本当に嬉しかったです。
編検情報もそれぞれに交換しあい、合否も共有して、
参加できない時には助けあったりすることもできました。
今でも編検仲間で交流は続いていて、それぞれの活動状況や今編んでいるものを報告しあったりしています。
信頼し尊敬できる先生に出会えた
そして、仲間と同様に貴重な出会いになったのは、
信頼できる編み物の先生に出会えたことです。
編検受講前から、通学で編み物教室にいこうと思っていたのですが、問い合わせをしてもなかなか見学までたどり着けませんでした。
それはタイミングだったり、フィーリングだったり、それもご縁なのだなと感じる部分でした。
編検講習会に参加し、尊敬できる先生に出会え、実技の見直しと実践力を教えていただきました。
「頑張っている姿を見るのが嬉しい」と言ってくださった先生の存在は大変心強かったです。
今でも先生には感謝してもしきれいないほどです。
編み物の先生の「編む姿」を拝見することができた。
編み物の先生が編む姿というのは、なかなか見られないと思うのですが、正しい編み方を教わるには先生の実技をみるのが一番スムーズだと感じます。
部分的ではありますが、先生の実技を拝見できたことは大変勉強になり習得への近道となりました。
編検の見本を確認することができた
先生が編まれた正解の編み地や刺繍、作品などをくまなく見ることができました。
自分で編んだ編み地と比較したり、自分が編んでみてわからなかった部分を見ることができたり、
その編み地を見て復習することができました。
編物検定講習会のまとめ
独学で頑張ってきて、最後の最後で確認のために講習会に参加したことにより習得できたこと
- わからなかった部分の攻略
- 正しい編み地の確認
- 正しい編み方の確認
- 編検当日の対策
- 新たな課題の抽出
編検講習会に参加したことで、受講前よりも確実に自分のレベルアップにつながったと思います。
講習会で全てマスターできなかったことも、編検仲間と先生のつながりでなんとかなっていきました。
最初はどんな皆さんがこられているのかな?とドキドキ緊張もありましたが、
志のある仲間と、それを応援してくださる先生方に出会えたことは何にも変えることのない出会いであり、
私の編み物人生をより楽しませてくれ、支えてくれる大きな存在となりました。
編物検定に合格されたい方はもちろん、共に励ましあえる「同士」とのつながりを作るためにも、
編検講習会は私にとって大変有意義でした。
さらに、目標は達成しても、仲間は大切にしていきたいと思います。
そして、編検の先生たちとも交流を続けているので、これからも色々とご指導していただきたいなと思っています。
編物検定講習会は、合格に向けて参加して悔いのない講習会になることと思います。
講習会に参加される場合は、事前準備をされると効果的に勉強ができます。
今回の記録が少しでも参考になれば嬉しく思います。
私も、また今後もチャレンジするにあたって参加するのが楽しみです。
お読みいただきましてありがとうございました。
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